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本当は死にたくなんかない 2

「・・・スターンさんが死んだ」

若い部下と出かけた先で一休みする事になり、
部下が仮眠をとっている車の屋根(に取りつけてある荷物用のキャリア)に
ロープをくくりつけて縊死したそうだ。


近くには林も木もあった。


なのに、部下の眠っている車で・・・。



葬式の時に部長は
「スターン君は見所があったから、鍛えてやろうと思ったのに、
以外に弱いんでこっちもかえって迷惑している」とほざいたそうだ。



スターンさんの奥様は、部長の弔問を拒否した。



ダーリンは怒っていた。

スターンさんは真面目な立派な人だった。

罵倒されるミスなんかなかった。

「あれはイジメみたいなものだ」 



私が「スターンさんを病院に連れていけば良かった」
と後悔すると、ダーリンは
「それはスターンさんの奥さんのするべきことでお前の仕事じゃない」
と言うのだけれど、

当時、<うつ病>はそんなにポピュラーな病気じゃなかったし、
やはり私が行動を起こすべきだったのではなかったかと思う。



今でも涙が出る。



スターンさんは気づいてほしかったんじゃないかと。

誰かに止めてもらいたかったんじゃないかと。

本当は死にたくなかったんじゃないかと。

ちょっと休みたかったんじゃないかと。

そのきっかけがほしかっただけなんじゃないかと。



スターンさん、ごめんね。

奥様にお話しに行けばよかったね。

休ませてあげればよかったね。

行動を起こせなくってごめんね。




ごめんね、スターンさん。
by kumorinotini | 2005-10-31 10:28 | 雑感 | Comments(0)

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini