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最後の里帰りになるかもしれない その1

15~16日とダーの実家に行ってきた。
三回忌も終ったことだし、最近大雪の多くなったこの地方にいつまでも、無人の家屋を放置しておく事もできない、雪が降る前に更地にしなくちゃ、ということで近隣に住まいする叔父夫妻、叔母に声をかけての里帰り。
お三人には生前の義父母の件であれこれお世話になっていたので、これを機会に温泉に一泊してもらうようにして。

と、義父母の家のある地域の町内会の会長さんから、
もしもこう住まないのであれば、あの家を居抜きで買いたい、という家族がいるんだけど、の話あり。
居抜きで、って言われても、中はすごい状態になっている。
ケアハウスからの荷物はなんの脈絡もなく2階に置きっぱなしだし、
1階だって、義父の使っていたベッドの上に、やはりケアハウスで使っていた布団や毛布やタオルケットが積んである。
水道は使えるかどうかわからない状態。
外はわりかし立派だけど、外だけ見て譲りうけ、後になってから
こんなひどいものを押しつけて!となられても困るので、
今回里帰りした時に中をじっくり見てもらう事に。

中を見たら、さすがに断るだろうなと思ったけど、前出のトラブルになっても困るので、ここはしっかり見てもらう事にしたの。

買いたいご家族、叔父叔母たちと3時に約束をして、実家に集合。
買いたいという方は、50台のご夫婦と思しき二人と、20代の女性と10歳くらいの男の子。
そして、町内会長のSさん。

買取希望者4人は、立派だねぇ、とか広い広いと1階も2階も予想外の笑顔で見て回り、
即決で譲渡希望。
ここを更地にするには200万円かかると見積もりを頂いていたのと
中の古い家具や何かをあっちで処分してくれるというので
ダーはたぶん無料譲渡にしたんじゃないかな。
詳しい話は私聞いてないけど、出発する前はそんな事言ってたから。

ところで、
最初、見にきた4人で暮らすのかと思ったら、
50台の女性が若い女性に「あんたとこの子と二人でこんな広いとこに住んで、ちゃんと管理できるかしらね」と笑顔で言ってたのと、
ダーの情報によると50台夫婦ヒグチさん(仮名)は「小さなスナックをやっており、その2階に4人で住んでいたが、あまりにも狭いので新しい住まいを捜していた、ウエノさん(→義父母)ならよく知ってるので、何か縁があるような気がして」だそうで。
これは想像だけど、夫婦二人でスナックやってその2階に住んでいたところへ、娘と孫が何かの事情で転げこんできて、手狭になったのではないかと。

とにかく200万円は死守されたし、家は当座残ることになったし、
ヒグチさんは義父の事をよくご存知で、義父が趣味でやっていたマジックのお弟子だったこともあるそうで、できればマジックの道具も譲り受けたい、とのことで、こっちはマジックの趣味はないから、喜んでもらって頂く事に。

なんだか、義父があの世から手配してくれたようなトントン拍子ぶり。
去年取り壊していれば、この申し込みもなかったわけで、
やはり、義父があの世から手を回してくれたのかなと。

お義父さん、いろいろありがとう。
それと後日書くけど、いろいろと嬉しいことが起きてたよ、あの町に。
by kumorinotini | 2012-09-17 10:10 | 舅と姑とその周辺 | Comments(0)

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini