ドラマ「時をかける少女
2016年 07月 12日
ああ、これはこの少女の成長の物語なのか。
高校3年がどれくらい大人でどれくらい子供だったか忘れてしまったが
タイムリープを重ねる事で、
一気にさまざまな経験をして成長していく物語なのだから
少女が最初から賢くては困るのだろうけど・・・
まるで小学生みたいなのは気になるところ。
仕方ないのかしら。
原作は確か中学生だったと思う。
それくらいの方がちょうどいいのじゃないかと思うのだけど。
自分も年取ったなぁと思った。
一番気になったのは、なんとショウヘイくんが勝手に下宿(?)した先の
中年婦人のことだ。
ドラマの中では高畑淳子さんが演じていて今回はたくさんは出てこなかったけど
彼女を配するところを見ると、後に重要な何かがあるのだろう。
いずれショウヘイは未来に帰ってしまう。
あちこちに勝手に植え付けた記憶を消して。
だが、記憶は消えても、家の中に少年がいた証拠は残るだろう。
お箸、洗濯機に入っていたTシャツ、靴下、彼女は買わないデオドランド商品
いくらでもあるだろう。
完璧に消すことなどできないと思うのだ。
ショウヘイの記憶がないまま、それらの物品をみた中年女性の脳裏に
どんな思いがよぎるのだろうとふと考えてしまった。
それが暖かく優しいものだといいのだけど。
そう、きっと、具体的な思い出はないのに
何故か懐かしく暖かいものであってほしい、と思う。
by kumorinotini
| 2016-07-12 21:10
| 観
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