甘酒
2006年 12月 20日
以前住んでいた社宅の前は小さなグラウンドになっていて
子供会の行事のために
小学生の男の子たちが野球の練習をしていました。
そこの土地は霧や雨の多いところで
その日も霧とも小雨ともつかない天気でしたが
夜になっても練習は黙々と続いています。
一応夏でしたが、
うすら寒い日でした。
あ、そういえば冷凍庫に酒粕があったっけ。
これで甘酒を作って
子供達に振る舞ってやろう。
大鍋一杯に甘酒を作り、家の中にあった湯飲みを総動員して
持っていき
「ウッズさん(社宅の住人で男子の父親)、甘酒作ってきたから
ちょっとお休みして、みんなで飲みましょうよ」
と声をかけました。
すると、集まってきた子供達が
「甘酒って何?」
「飲んだら 酔っぱらうの?」
「子供にお酒はまずいんじゃないのぉ?」
ガアァァ~ン!
甘酒を知らないのかぁ・・・・
と衝撃的でした。
コーチや監督を務めていた男性陣も同じ気持ちだったようで
「俺達の時はお祭りといえば甘酒だったけどなぁ・・・」
「だよな。子供会の行事といったら甘酒だよ」
とぶつぶつ。
ちょっとショックを受けたような表情も伺えましたが
湯飲み茶碗を受け取ると
「懐かしいなぁ」
と目を細めていました。
思い返してみれば
子供会の行事の〆めはたいてい甘酒でした。
近所のおばさん達が大勢集まって
鍋に酒粕とお湯と砂糖をいれてくつくつと煮てましたっけ。
出来上がると湯飲み茶碗に熱々のを入れて
「ふーふーして飲むんだよ」
なんて言われて渡されたもんです。
最近、缶入りの甘酒のCMは見ますが
家庭では作らなくなったもののひとつなのかもしれません。
甘酒。
これも昭和の香りのする物なのかもしれませんね。
来年は平成19年ですもんねぇ。
降る雪や 昭和も遠く なりにけり
今度、酒粕でも買って久しぶりに作ってみようかな。
※甘酒というと冬、と考えがちですけど
俳句では 夏の季語です。
子供会の行事のために
小学生の男の子たちが野球の練習をしていました。
そこの土地は霧や雨の多いところで
その日も霧とも小雨ともつかない天気でしたが
夜になっても練習は黙々と続いています。
一応夏でしたが、
うすら寒い日でした。
あ、そういえば冷凍庫に酒粕があったっけ。
これで甘酒を作って
子供達に振る舞ってやろう。
大鍋一杯に甘酒を作り、家の中にあった湯飲みを総動員して
持っていき
「ウッズさん(社宅の住人で男子の父親)、甘酒作ってきたから
ちょっとお休みして、みんなで飲みましょうよ」
と声をかけました。
すると、集まってきた子供達が
「甘酒って何?」
「飲んだら 酔っぱらうの?」
「子供にお酒はまずいんじゃないのぉ?」
ガアァァ~ン!
甘酒を知らないのかぁ・・・・
と衝撃的でした。
コーチや監督を務めていた男性陣も同じ気持ちだったようで
「俺達の時はお祭りといえば甘酒だったけどなぁ・・・」
「だよな。子供会の行事といったら甘酒だよ」
とぶつぶつ。
ちょっとショックを受けたような表情も伺えましたが
湯飲み茶碗を受け取ると
「懐かしいなぁ」
と目を細めていました。
思い返してみれば
子供会の行事の〆めはたいてい甘酒でした。
近所のおばさん達が大勢集まって
鍋に酒粕とお湯と砂糖をいれてくつくつと煮てましたっけ。
出来上がると湯飲み茶碗に熱々のを入れて
「ふーふーして飲むんだよ」
なんて言われて渡されたもんです。
最近、缶入りの甘酒のCMは見ますが
家庭では作らなくなったもののひとつなのかもしれません。
甘酒。
これも昭和の香りのする物なのかもしれませんね。
来年は平成19年ですもんねぇ。
降る雪や 昭和も遠く なりにけり
今度、酒粕でも買って久しぶりに作ってみようかな。
※甘酒というと冬、と考えがちですけど
俳句では 夏の季語です。
by kumorinotini
| 2006-12-20 11:55
| 食
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