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その女、凶暴につき

ここ数ヶ月、非常に凶暴な気持になる事が多い。
それまでは
穏やかに暮らしてきたのに・・・・

どれぐらい凶暴かというと
やせこけた老人(=舅)に跳び蹴りをくらわし
ぶっ倒れたところで、鳩尾にエルボーをガンガンお見舞いしてやり
最後はヘッドロックでギュウっと締めてやりたいくらい、
凶暴なのだ。

どういう時に凶暴になるかというとーーー
とくに
治療者の質問に対して舅が大嘘をついている時。
例えば。。。

医者「(奥様が)骨折する前はお宅ではどうでしたか?」

舅「うちではね、シャンシャン歩いてたし 何でもやってたよ」

医者「・・・(困惑した顔で)どんどん歩けてたんですか?」

舅「うん。どんどん歩いてたよ」

嘘つけ。
私は結婚このかた姑がシャンシャン歩くところをついぞ見た事がないぞ。
いつもやっとこ歩いてたし
立ち上がるのだって手をついて、スローペースでやっとだったし。

そこで
仕方なく、私が割って入ることになるわけです。

「いえ、違います。歩くといっても ものすごくゆっくりでしたし
 足を出すのもやっと、の状態でした。
 そして、家事は全部夫任せで何にもしていません」

というと、ああ、やっぱりね、という顔をする医師殿。
本当の事だから、舅も黙っている。
だったら、最初から本当の事を話さんかいっ!ですよ。
(このあと、医師殿が私とお話モードになるのでさらに困る)

自分の妻を良く思われたいという気持はわからないでもない。
でも、治療者に対して嘘を言って
何か良い事があるのだろうか?
間違った情報に基づいて治療方針を決めるということは
つまり適正な治療を受けられない、という事ではないか。
下手すると快復が遅れる、という事も考えられるだろう。

先日もリハビリの先生に

「ミント市にいる時は車椅子にどのくらい座っていられたんですか?」

と聞かれた時に舅は

「1時間でも2時間でも平気だったよ」

と大嘘を答えていた。

「そうですか・・・」と良いながら

納得のいかない様子のリハビリの先生。
先生、ごめんね。
これも嘘です。

で、今回も割って入ろうかと思ったけど
あまり害がなさそうなので、舅の願望につきあう事にしました。
本当言うと、背もたれの上に首をもたせかける事のできる道具がついていて
姑はただ車椅子に斜めに寝そべっていただけだったのです。
今やってるリハビリのように
自分の筋肉で頭を支え、きちんと座ったりしていたわけではなかったのです。

一生懸命やってくださるリハビリの先生に申し訳ないので

「でも、先生。前は首がすぐのけぞったのに 
 ほら、おかげさまで今日はしっかりと頭を立てていられます。
 これはすごい進歩ですよ」

リハ「そうですね。リハビリを始めた頃に比べてずっと良くなってます」

疲れるぅ・・・・
やっぱ、跳び蹴りだけじゃ足りないなぁ。
回し蹴りも加えてやろう。

あと、舅が姑に命じられるままに
なんでもしてやっている時にも私は凶暴化するのだけど
それについては書いたような気がするので 割愛。
by kumorinotini | 2007-05-26 07:44 | 舅と姑とその周辺 | Comments(0)

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini