正直者の頭(こうべ)に・・・

去年の秋、ダーリンはめでたく定年退職しました。
で、

「退職金出たから、確定申告にいかなくちゃならないなぁ」

とネットを駆使(?)して、税金の計算をしていたのですが・・・

「おう、税金5万円くらいとられるぞ」

と驚愕のお言葉の後にダーリンがつぶやきました。

「申告に行くのやめようかなぁ・・・」

だが、しかし、ばれた時のことを考えると・・・
小心者の私にはこんなに精神衛生上よろしくないものはない。
追徴金どころか三面記事に載る自分の写真が目にうかびました。
目に黒線いれたヤツ。
5万円をケチったセコイ夫婦とかなんとかキャプションいれられたりして。

「そりゃあ、とられるかもしれないけど ズルはよくないよ。
 それに国だってお金足りないんだしさ、行っておいでよ、確定申告に」

「そうかなぁ・・・ま、あとでばれて追徴だなんだってのも嫌だしな、
 面倒だけど行ってくるか。国民の義務、国民の義務。
 しかし、まったく国も阿漕なことするよなぁ」

と確定申告の受付開始後まもなくの とある2月のとある日、
重い腰を上げてダーリンは税務署へ出かけていきました。
すごく近くて便利なところにあるC税務署は管轄が違うとかで、
すんごく遠くて不便な所にあるN税務署へ車で出かけ、
2時間以上してから帰ってきて
玄関のドアを開けるやいなやダーリンは連呼したのであります。

「おーーい、16万、16万!」

え?試算では5万円ではなかったの?
そりゃまた、想定外の金額、と驚いていると

「違う、違う、それだけ還ってくるんだって」

「え?どういうこと?」

「退職金の方はすでに税金を払ってあるから関係ないんだって。
 となると俺って秋で退職してるから、普通の年の半分くらいの年収になるんだよ。
 だから還ってくるんだってさ」

「へえ」

「いやーー行かなかったら、これだけもどって来なかったんだなぁ。
 あーー行ってよかったよ。税務署さんありがとう、だよなぁ」

正直者の頭に神が宿ったかどうかはわかりませんが
行ってよかった。
ご褒美をもらったような気分です。
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by kumorinotini | 2008-03-05 09:52 | 暮らし