カテゴリ:観( 767 )

アベサダのイエヤス


今の大河ドラマ「おんな城主直虎」、
阿部サダヲの演じる家康、私の中では一番の家康だわ。
最近しいれた知識によりと家康ってものすごく小心者だったんですって。
それを知られないようにするのに、
お側衆というか
そういう人達は戦々恐々としていたらしいです。
そして、家康もばれないように必死で演技してたらしいのが
後世「タヌキ親父」なんて言われた理由だとか。
家康って6歳で今川の人質になったのね。正確にいうと人質になる途中(?)を
織田側に奪取されて一時織田の人質になってた。
で、織田と今川の間に取引が成り立って
家康はめでたく今川の人質になりました。
弱い家って悲しいわよね。
自分とこの若君を人質に差し出すだけでなく
合戦のたびに先頭で戦わなくちゃならない。
家康は今川の人質、
やがては今川の家来として三河の家来衆とともに合戦のたびに駆り出されて
今川のために戦うという生活が12年。
桶狭間の戦いで今川義元が討たれたおかげで
ドサクサに紛れて、家康は12年ぶりに三河に帰る事ができた。
嬉しかったと思うわ、三河の家来衆は。
だけど、
待ちに待ったその人は、なんとものすごい小心者だった。
英雄ではなかった。
でも、いまさら違う人なんか考えられないし・・・
12年も待ったんだからこの人で行くしかないじゃん・・・
でないと自分たちの12年は何だったんだよぉ~~
12年を否定できないよぉ~
とかなんとか思ったに違いないのね。
でないと、三河衆のあの頑張りは理解できない。
***
そして、家康はというと・・・
12年も待っていてくれた。
待たせてしまった。こんなに盛り上げてくれるのに、
自分が頑張らないとこの人たちはどうなるんだ・・・?
ガッカリさせてはならない、期待を裏切ってなならない
自分を待っていてくれた人たちに報いなければ。
とかなんとか考えたと思うのよ。
***
アベサダの家康にはそんな空気がすごく感じられるのね。
アイスべき小心者なのよ。
で、時に茶目っ気もある。
家来の能力を信じて任せるべきところは任せるんだけど
任せた後でヒヤヒヤし、その事にじっと耐えている、そんな家康ね。
そして、家来に愛されているというか、
家来たちの、この人を盛り立てて、家を所領を大きくしようという気概が感じられるわ。
とにかくアベサダの家康は大変チャーミングなのです。
この家康が天下を取るところを見たいなと思うけど多分そこまではやらないわね。

[PR]
by kumorinotini | 2017-11-12 22:29 | | Comments(0)


ああ、やはりBORDERは面白い。
今回は過去の事件と現在形の事件が同時進行という難しい展開に加え
石川が自分のやった殺人とどう向きあっていくのか
闇社会の彼らが石川に入れ込む理由が解明されたのでした。
***
どうしたらいいのかわからず、考える時間がほしくて
「覚えてない」
を連発せざるをえなかった石川の逡巡を吹き飛ばすかのように
やってくる幽霊。
今現在起きている事件です。
いや、起きている事すら判明していない事件。
聴取を拒否して事件に取り組む石川。
闇社会のチカラも借りて、犯罪と犯人を明らかにして・・・
***
ああ、こういう決着の付け方もあるのだなと感心しました。
石川の口から語られる贖罪。
闇社会のボスの語る贖罪。
ふたつの贖罪。
***
ドラタもなくアクションもなく
息を殺して2時間見てしまいました。
***
最後の場面で
子供たちが遊ぶ公園のベンチに
そっと立てかけられた、いくつかの花束。
次回への予告でしょうか、
たまたまでしょうか・・・
でも、アップにまでなってたし。
次回があるなら楽しみに待ちたい。
[PR]
by kumorinotini | 2017-10-31 22:48 | | Comments(0)


コージーミステリならぬコージードラマともいうべきドラマでした。
肩が凝らないミステリドラマ。
***
7歳から死体という死体を見てきた青年。
でも、いまだに慣れない。
いや、そういうもんかもしれない、と妙に納得。
で、死体の発見者といえば
重要参考人だし一番疑われるわよね。
アニメやほかのドラマなんかだと、まったく疑われないけど
ほんとはそうよね。
というわけで、真っ先に疑われる主人公であります。
かくして、疑惑を晴らすためになんとか真犯人を指摘しなくちゃならんはめになる主人公。
火事場の馬鹿力というか必死に考えて推理を述べながら
心の中で
『頼む、これで合っててくれ~!』
と祈るような気持ちでいるとは・・・!
自信満々な探偵たちも実はこうなのかもしれない。
[PR]
by kumorinotini | 2017-10-28 19:08 | | Comments(0)

ドラマ「民衆の敵」

なんともお固いタイトルで、そのうえ
金のない、若くもな夫婦がいてお金がたんまりもらえるというので
市義会議員に立候補する妻ーー市議会議員の部分を
モデルにすると・・・
おやおや「セシルのもくろみ」にそっくりじゃありませんか。
というわけで、まったく期待してませんでした。
ところがどっこい、篠原涼子の、いまいち学歴学識はないけど、
型にはまらない、はまりたくない、溌剌とした様子がいいです。
その元気さと真っ当さに刺激されて
育児中ゆえにメインの仕事からはずれているママ友たちが
少しずつ集まってくるのも、理解できる。
敵陣営のネットを利用した攻撃を正面突破するのも気持ちがいい。
曲がった事のきらいな性格がよく出ています。
で、すんなり当選させるのかと思いきや
アレレ落選なの?次点なの?
この後どうすんの?と思ったら、当選者の体調不良により
繰り上げ、とは芸が細かい。
時々挟みこまれる、いろんな人の本音トークも良し。

で、高橋一生の上半身裸のショットは・・・必要なんでしょうか?
サービスなんでしょうか。

デリヘル嬢相手に、誰も知らない所に行きたいとつぶやく彼と
選挙カーの上で颯爽と演説しようとする男・・・その乖離ぐあいには何があるのか。
複雑そうな藤堂さんです。

[PR]
by kumorinotini | 2017-10-24 22:30 | | Comments(0)

ドラマ「明日の約束」


これは大変な意欲作だと思う。
しかも大変なテーマに丁寧に真面目に取り組んでいる。
だから、救いが・・・ないかもしれない。
***、
ドラマに登場するいろんな母親たちは、それぞれ毒母(最近の言葉らしいです)です。
スクールカウンセラーのヒナタの母は
初めのうちはちょっとだけ妙な女だが
後半になるととんでもない母であに思えるだけど
後半になってとこれまたとんでもない毒母であった、いや、毒母であるとわかる。
こういう育ちというか苦労した人が
心理学には興味を持ち、一生懸命なカウンセラーになるのだろうな。
そのあたりは納得。
***
マスダの母親も毒母であるけれど
非常にわかりやすい毒母なので、他者が容易に介入できるし
母ー子を引き離す事も可能だ。
ただヒナタがマスダに「あなたは強い」と言ったのには感心しない。
人はこの言葉を言いがちだけど、この言葉だけは決して言ってはいけない。
次に問題が起きた時、マスダはひとりで頑張ろうとしてしまう。
ガンバってしまう。
追い詰めてしまう。
***
問題はヨシオカケイゴ。
彼は学校というか部活でイジメを受けている。
それで不登校になっているのだが、家にいても彼には安息はない。
母という<愛にあふれた牢獄>に押し込められているからだ。
彼は学校にも家庭にも居場所がない。
このケイゴの母に仲間由紀恵。
一体誰がキャスティングしたのだろう。
慧眼である。
子供に対する時はまるで慈母観音のような微笑みを浮かべ、
学校に対しては子供を必死で守ろうとする母のようでいて
実は、息子を絡めとり締め付けているなどと誰が想像するだろう。
母親本人ですら気づいていないのだ。
逆に
なまじイジメがあったばかりに阿修羅のごとく、学校をカウンセラーを責め立てるだろう。
仲間さんの美しさが逆に怖さを倍増させる。
***
井上真央がいい。
かすかな表情の変化でヒナタの苦悩を何段階にも分けて演じている。
すばらしいの一語に尽きる。
***
マスダが母親に
「幸福の邪魔をしてごめん」
と謝るところで泣いてしまった。
私も母親にそう言われたくちだからだ。
生む決心したのは自分のくせに
何故子供のせいにするのか理解できないが。
[PR]
by kumorinotini | 2017-10-19 22:13 | | Comments(0)


何度も繰り返された始まりのアレは何だったのだろう?
少しずつ長くなっていったアレ。
わからないから先に行こう。
***
クドカン・ファンなのですごく期待してみたのだけど
女優を使うと、いまいち筆が走らないのか、
発想が飛ばないのか、
クドカンにしては、おとなしいような・・・
次回からぶっ飛ばすとか?
***
きっちり計画を立てたわりに
アタフタする中年女たちの誘拐劇。
いったいなんのために?
と思ったら、
どうも今収監されている仲間(姫というあだ名)を助けるためらしい。
てか、
これってスーパーマリオの「ピーチ姫」を救え、ってアレですかっ?!
***
子供を人質にされてるわりに
なんとしても自白せずに頑張る、真犯人らしきイケメン社長。
あの女たちのアタフタぶりをみると
う~~む、こいつが犯人ってホントなのか、いいのか?
それ、大丈夫なの?という不安な気持ちになるけど
元刑務官という女が、あの中では、まあ、しっかりしてて
彼女が仕切ってるんだから、まあ、大丈夫なのかな・・・な、と。
もうね、
なんだかね、
をいをい大丈夫なのか、ちゃんとできるのか
という心配しかないですよ。
***
さて、次週から刑務所でのアレコレが描かれるようなので
そこに期待しよう。
***
キョンキョン扮する女と彼女の息子のシーンが切なかったね。
そして、菅野さんがものすごく美しい。
子供一人生んで、なんかホルモンが出てるんですかね。

[PR]
by kumorinotini | 2017-10-18 22:02 | | Comments(0)

ドラマ「陸王」


この道はいつか来た道~~♪
どっかで見たわ~
「下町ロケット」
ステロタイプというでも言いますか。
しょうがないよね、
だって、原作が池井戸さんなんだから
こうなるわよね。
***
一生懸命な零細企業というか小さな会社、
そこで働く健気な人々、
必死に先行きを考えてくれる銀行の平社員
なのに
冷たい銀行の偉いさんは
リストラしか言わないし、
良い品なのに実績がないというだけで
買ってくれない学校。
自分を理解しない人は悪党、ってか。
う~~ん、悪役は銀行の偉いさんなのか、今回も。
ちょっと芸がないなぁ。
***
いっつもいっつも銀行の偉いさんが悪者になってるけど
海のものとも山のものともつかないものに
ガンガン貸してたら銀行は身が持たないだろうよ。
世間でよく言われる貸し渋りがあるからこそ
銀行はつぶれないと思うのよね。
私たちは、結末を知ってるから
「成功するんだから貸してやればいいのに」
なんて暢気な事言えるだけでね、
じゃあ、お前ら、自分ちの貯蓄の1/10でも、実際に出せますか?
出せないでしょう?
出せるのはよほどの向こう見ずですよ。
て、真面目に語ってしまった。
***
というドラマです。
小さい会社は正義、銀行は悪い奴、
そして、最後に正義が勝つドラマです。

[PR]
by kumorinotini | 2017-10-16 22:25 | | Comments(0)


武井さんの腹部にしか目がいかない。
困ったもんだ。
今、五か月くらいだっけ?
[PR]
by kumorinotini | 2017-10-16 15:27 | | Comments(0)


偏差値44でわりと最近共学になった私立の高校。
大学は持っていない。
公立を落ちた子供の受け皿になっている高校は
なぜか企業の持ち物で、経営は赤字。
そこへ黒字化を義務づけられた若い男が校長としてやってくる。
カガヤ専務を演じる高嶋(弟)が凄いです。
さしたる理由はないけど(いろいろ言ってたけど、実はそんあの後付けだろう)
主人公のナルミの事が大嫌い。
そこで一見左遷に見えないようなとこへ飛ばすので
周囲にはナルミは専務に好意を持たれていると思われているという皮肉。
結局は教育も学校の事も知らないナルミと
経営もコストも頭にない教師たちが
反発しあいながらやがては協力しあって、というオハナシになると思うのだけど。
ああ、これを言っては身も蓋もないか・・・
そこをどう見せていくかというのが福田さんの腕の見せ所でしょう。
***
ところで
黒字化するには受験生を増やす、そのためには魅力的な学校にするしかない、
(偏差値をあげる、何か特化したものをもつ)
のいう事は、優秀な営業マンならすぐにわかりそうなものなのに
いろんな塾に営業をかけて、やっと気づくという設定はいかがなものかと。
リアルじゃない。
(実際、今、偏差値の低めの高校はほんとに営業かけてんだぜ)
また教師たちもあまりにもコスト感覚がないし。
経営はわからないにしても、赤字なんだぜ。
リストラとか、廃校とか考えないのかね。
公立じゃないぜ、私立だぜ。
リアルじゃない。
まあ、そこはオハナシなんで、バカな視聴者にもよくわかるように、という
脚本家のありがたい、ありがたい気配りなんでしょうか。
***
ただ、奨学金の話を一生懸命するナルミの話を聞いて
生徒が感動するかに見せて
「怖い」の「わかんない」の言わせたとこは秀逸でしたが。


[PR]
by kumorinotini | 2017-10-15 22:29 | | Comments(0)

ドラマ「刑事ゆがみ」


す、すごいぜ、「刑事ゆがみ」!
あ、タイトルのゆがみって年輩刑事の弓神(ゆがみ)と
刑事として歪んでいる、のゆがみから来ているのね、きっと。
***
あ、それはどうでもいい。
よくないか、とにかくそれは置いといて・・・
私、よくテンポが良いの悪いのってすぐにいうけど
これって1時間に渡って、タッタッタってやってほしいってわけじゃないのね。
テンポ良くするべきとこはして
そうでないところはユッタリと流す、みたいなメリハリを大事にしてほしいって事なんだけど
このドラマはその点では満点だし
浅野氏のとことんふざけているようで大事なところはきちっと締めるとこは魅力的だし
(この浅野氏の役って、なかなかに難しいわよね、まるきり違法捜査なので、そこに可愛げがないと
ただただ怖いだけだもん。浅野氏はそれを見事にクリアしてる。ギリギリのラインで止めてる)
手柄と言われると、先輩刑事の違法捜査にすぐに乗ってしまう若手刑事の神木氏も
これまた魅力的。
(そうではないかと思っていたけど、神木氏ってコメディの素養あるなぁ。嬉しいぜ)
***
だがしかし、
一回目の放送の目玉は杉咲嬢と山本美月嬢だわね。
杉咲嬢は
真摯に仕事に取り組んでいる健気さと
ばれた時の歪んだ正義に立脚した暗さの対比が素晴らしかったです。
こんなにチカラのある女優さんになっていたんだなぁと感心。
なんたって「妖怪人間ベム」以来に演技してる姿を見たもんで。
あ、CMではちょいちょい見てますよ。
必見は神木氏と杉咲嬢が小声で会話する場面。
後の悲劇を内包しつつ、そこには静かで優しい二人の時間が流れておるわけです。
ほとんどドキュメントの域の二人。
すごかった・・・
もうひとつ、山本美月嬢・・・
新人の女優さんかと思ったほど面変わりしてた・・・
ほとんど笑顔なく、山本嬢の新しい面を見せてもらったわぁ。
すごいドラマになりそうな予感。
***
頼む、このまま進んでください。

[PR]
by kumorinotini | 2017-10-13 22:09 | | Comments(0)