人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ごめんなさい~義父義母へ

恐ろしいようなブログを読みました。
恐ろしい、といっては失礼ですけど、
でも、
私には恐ろしいものでした。
ここにいたるまでどれだけの苦労があったのだろうかと思うと。
と思うのは私の考えすぎで
本当に仲良しの嫁ー姑で
順風満帆だったのかしら。
それならそれで良いはずなんですが
自分の越し方を考えると・・・・・
ちょっと憂鬱になるので
私にとっては、やはり、恐ろしいブログだなぁ・・・・
 
++++++++++++++++++
「あなたのそばで」2010 5/13

http://happy.ap.teacup.com/himawari6025/

ケアマネさんの訪問日も昨日続けてありましたので、
昨日は、盛りだくさんな1日でした。
サチさんにも刺激となったことでしょう。

ケアマネさんとの会話はとても冴えていましたよ。

いつもと同じ話と共に口から零れ落ちる言葉たち。


『感謝しながら生きる』

一言でいうならば、サチさんの言葉は感謝に満ち溢れていました。
何度も何度も繰り返された言葉たちを拾い集めてまとめてみるとこんな風です↓↓↓

『至れり尽くせりで
何の苦労も無い
テレビを見て、美味しい食事を頂いて

今の老人は幸せだねぇ
昔の人たちは大変だったものねぇ
今は食事が良いからねぇ
昔と違って、生き良いよねぇ
極楽だわぁ~

デイも迎えに来てくれて
お医者さんも此処まで来てくれて

いつお迎えにきても良いの
朝起きて「お婆ちゃん」って言われて
逝っちゃうのが良いよねぇ
それで良いんですよ
そうなるでしょう
悪い事していないものねぇ』

サチさんの言葉は雄弁でした。
こんな言葉たちを受けて、
私はこんな言葉を返しました。

「おばあちゃんがそんな風に思いが叶ったら、お赤飯炊きましょうね。(こっそりと)」って。


そうしたら、
「そう、昔はそうだったのよ。お年寄りが亡くなると、お赤飯炊くのよ。」って。


私の記憶にある葬儀でお赤飯が出たのは一件だけでした。
99歳のおばあちゃま。
後一歳で100歳になろうとする直前でした。

サチさんは、今、「死」をとても前向きに捉えています。
じっくりとその日の訪れるのを心穏かに待っているのです。


日々、周りで支えて下さる全ての方に感謝しながら・・・


自分の力が必要な全ての事が片付いて・・・・
病を病と感じながら、苦しい時期を乗り越えて
今は、ただ、
美味しく、楽しく過せているのが解ります。


私もなりたいです。

すべての物に
すべての人に
『感謝しながら生きる』ことのできる
おばあちゃんに


そして、私は、いずれ訪れるであろう
あなたの『死』を
心から讃えたいと思えるのです。

頑張った長い人生の日々を讃えたいと思うのです。


あなたが私に言ってくれた言葉をそのままお返しします。

私は世界一幸せな嫁です!

と。


注:サチさん・・・・お姑さんのこと。
++++++++++++++++++

なんという嫁ー姑でしょうか。
私にはとても想像できない関係です。
そして、最後の言葉のなんと豊かで美しいこと!
私にはこういう思いに至る事はもはや叶いません。
って、こうなりたいかというと・・・・微妙だけど。

ただ、義父義母にとって私が良い嫁だったかというと
まったくそうではなかったわけで
そのあたり申し訳ないな、と思いますが
私の性格ではアレが精一杯なわけで
アレで我慢してもらうしかなかったのですが・・・
もしも、長男の嫁がこのブロガーさんのような方だったら
義父義母ともにどんなに幸せだったかと思うと
・・・・謝っても謝っても足りないくらいです。

ごめんね、お義父さん、お義母さん。

不出来な嫁で本当にすみませんでした。




それにしても世の中には
どうしてこういうすごい人たちがいるのかしら・・・・・
by kumorinotini | 2010-05-14 08:46 | 舅と姑とその周辺

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini