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1周忌の席で~仁くんの全米デビューの話

去年の12月、夫の従妹の配偶者の1周忌に夫と出席してきた時の話。


私たちと向かい合った席に夫の従妹ヒロコさんと従妹タエコさんが座ったのね。
で、何かの拍子にヒロコさんが、
彼女が大ファンである赤西仁が「今度全米デビューするの」って嬉しそうにタエコさんに言ったのよ(私に言えばいいのに)。
大人の対応としては、「わあ、すごいわねー」とか「うまくいくといいわねー」って言うところじゃない?
ところがどっこい、タエコさんは違うの。
「誰それ?」
の後に全米デビューなんてそんな甘いもんじゃない、と
彼女独特の人を小ばかにした表情で言いはなったのよ。

タエコさんの言うことは本当だから、まあ、ここまではまだ許せるにしても、
本当だったら何でも言って良い、てこともないじゃない?
なのに、タエコさんはそのあとさらに続けて
「日本人でアメリカでうまくいった人なんている?」と言って、
松田聖子、宇多田ヒカル、の例をあげてボロカスにこきおろし、
あげく
「久保田トシノブなんて、向こうのチンケな歌手のさらに前座で歌ってんのよぉ」
と口をゆがめて、
馬鹿にしたように言ったのよ。

私はそれ聞いて、あーー久保田君、頑張ってんだなぁって感心したけど、
彼女からしたら、そういう地道な活動は軽蔑に値するらしいわ。
実力があっても派手なパフォーマンス等がないと売れない(と私は思っている)アメリカ芸能界で、
コツコツとやるって大変だと思うのよ。
それを馬鹿にできるの?
できるだけのものがあんたにあるの?
どうなの?
って思ったわ。

いまだに全部親掛かりで暮らしてて、
一時アメリカに住んでた事と英語がいささか出来る事を
水戸黄門の印籠みたいに振りかざしてるだけじゃないか、って。

ふふ、イジワルねぇ、私も。

ていうか
私は夫の従姉妹の中で唯一私に気をつかってくれるヒロコさんを
不愉快な気持ちにさせないでほしかったのね。
ただそれだけだったの。
だって、ヒロコさんは、
よくぞここまで優しく素直に育ったもんだと感心してしまうほど良い子なんだもん。

そいいう子の楽しみをギタギタにやっつけて何が楽しいんだか・・・・


 

ところでさ、アメリカで歌手として成功したい、ってのもわからないでもないけど、
実力があれば売れる、ってもんでもないから、大変よねぇ。
マドンナを見聞した時、思ったわ。
実力じゃない、見た目とパフォーマンスだ、って。
そりゃあ、ちゃんと上手な人もいるけど、全部が全部うまいわけじゃないってね。
アメリカは実力主義、みたいな幻想が出回ってるけど、
どっこい、それは大きな勘違いで、
この地球上に
<実力本位主義である国>なんて、ない。
そんな素晴らしい民族なんてどこにもいないと思うわ。
だからこそ、別の面白さがあるんだけど。

ヒロコさん、私にその話ふってくれたら、大いに感心してあげたのになぁ。
「え?全米デビューなんですか?すごぉい!歌うまいですもんね、彼。うまく行くといいですね」
とかなんとかさ。
話をする相手を間違えたわね。
残念!!
by kumorinotini | 2011-01-13 16:01 | 舅と姑とその周辺 | Comments(0)

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini