ドラマ「はじめまして、愛しています
2016年 07月 18日
ぬぬ、これは問題作ね。
夫はお人よしで超がつくほどポジティブ。
妻はプロのピアニストを目指しているけど、なかなか芽が出ない。
というよりその程度の才能なのだろう。
自分でもうっすらわかっているが、なかなか認めることができない。
コンクールに出るかたわらピアノも教えているが、そのせいか、子供好きではない。
屈折したリアリスト。
夫にはちと個性的な妹と弟がいる。
そんな二人の生活に闖入してきたのが
虐待されていた子供。ネグレクトされてた子供。
施設に引き取られても、何度も逃げ出して
夫婦の家にやってくる子供はピアノに興味があるらしい。
お人よしですぐにでも人の役にたちたい夫は
虐待児童をひきとりたい様子で、それは義理の妹の口から確かになるのだが
その事に積極的になれない、いや、引き取る気のない妻よりも先に
否定的なのが児童相談所の女だった。
<試し行動>の映像なんぞを見せて、二人を脅してくる。
この児相の女、子供にはひどく優しい口調で話すのに
対大人となると、いきなり突き放したような、厳しい口調になる。
たぶん嫌な大人、駄目な大人をウンザリするほど見てきたのだろう。
だが、子供全般をたいして好きでもないヒロインの口は
「ひきとりたい」と言ってしまうのだった。
どこか運命を感じたのか。
by kumorinotini
| 2016-07-18 21:50
| 観
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