お部屋の引っ越し
2018年 08月 19日
金曜に見舞いに行った時ーーー
母のベッドには誰もいなくて、
同室の方があちらに引っ越しましたよ、と教えてくれた部屋にいくと
「今、引っ越したばかりなんだよ」と母がいるのはもちろんなんだけど父までいた
。なんでも看護師さんがいきなり来て「引っ越しはどう?」と言ってきたのだそうで。
特に反対の気持ちもない母はOK出して、ばたばたと引っ越しにあいなったわけらしいけど、
「きっと隣がクレーム出したんだ」
と母は主張する。
特に険悪になったふうでもなかったので、そんな事ないんじゃないのと言うと
「じゃあ、もう余命がないから移したんだ」
と譲らない。
その言い方も、早く死ねて嬉しい、ではなくて、『まだ死にたくない』みたいなニュアンスなのよね。
あれれ?あんなに早く死にたい、と言ってたのはどこに行ったのかなぁ?と思ったけど、
それをいうとちと問題なので、「気分転換じゃないの?」というしかなかったわ。
どこをどうつついたらそんなひねた発想になるのやら。
やがて看護師さんが来て
「動かしたのは、明るいお部屋が空いたからだよ~隣から文句が出たんじゃないかって気にしてたみたいだけど、それは違うからね、ずっと薄暗いとこにいたのが気になってたんだよねぇ、明るくて気持ちいいでしょ」
確かに、窓があって、北向きだけど北向き特融の柔らかい光が入ってきて、
見えるのはマンションくらいだけど、やはり良いのよね。
by kumorinotini
| 2018-08-19 21:54
| 母の胃がん
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