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「お父さんをください!」

これは妹の友人んに起きた出来事。
友人を友美さんとでもしようか。

友美さんの実家は東北のS市にある。
友美さんは北海道に家族と暮らしている。
兄が一人いて、やはり東北のS市に暮らしている。
母親一年前に亡くなっている。
友美さんは月に1回は父親の様子を見に、S市に出向いていた。
なんとなく女性の影があった。
父ならとうてい買わないだろうクッションが増えたり、妙にきれいになっている。

さて一周忌。
とどこおりなく済んで、お坊さんが帰った後で、父親が切り出した。
会ってほしい人がいる。
来たな、と思ったらしいけど、そこはなんでもない顔で、誰?と聞くと
どこで待っていたのか女性がやってきた。
なんとこの女性と結婚したいと父親が言う。
病院の待合室で知り合ったのだそうな。
娘からすると、母が亡くなってたったの1年でもう新しい女かよ!と、まあ面白くないわね。
一緒に暮らすだけでは駄目なの?と聞くと、なんとしても結婚したいと二人していう。
友美さんの親はそこそこ資産家だった。
女がいうに、自分の子供たちはみんな賛成している、ぜひ認めてほしい、と言った後にがばっと土下座して

「お父さんをください!」

と言ったのだそうな。
父親は恋だかなんだか目がくらんでいるし、女は・・・さてどうなんでしょ。

結局しぶしぶ認める形になったらしいけど、
ビックリしたのが、女の年齢。
友美さんより 4歳上 なだけ。
ああ・・・そういうわけね、そりゃあお子さんたちは賛成でしょうよ。
ちょっと介護したら、遺産の半分がそっくり入ってくるのだもの。
そりゃあ、ねぇ・・・てやつだ。

友美さんの兄はちっとばかしごねて(「そんな女にこの家と土地はやれない」とかなんとか)
家屋と土地の名義を自分に替えてもらったそうな。
無論父とは絶縁。
父はマンションを買って、そこに女と移り住んだのだそうだ。



友美さんがその後どうしているかは知らない。

by kumorinotini | 2018-12-15 22:57 | 雑感 | Comments(0)

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini