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「風林火山」がわからない

「風林火山」は今年の大河ドラマです。
毎回毎回登場人物たちが訳の分からない理屈をこねくるので
だんだんちゃんと見なくなってしまいました。
(ちゃんと見ている人たちは偉いと思う)
でも、家族が見ているので、なんとなく目に入ってきます。

6日の放送も理解できませんでした。

スワ家の生き残りであるユウ姫は今タケダ家に捕らわれの身となっています。
(話の中では、ユウ姫が「生きたい」と熱望したゆえ、となっている)
何故かユウ姫に下僕発作(=一定の女性に対して下僕の如く従ってしまう事)を起こしたカンスケは
ユウ姫にハルノブ(のちの武田信玄)の側室になって男児を産み、
スワとタケダの血を一つにする事でスワ家とタケダ家もひとつになる、などと言って
ユウ姫が生き延びる道を模索し説得しているところです。

ただ家中に反対意見だってあります。
スワ家の生き残りのユウ姫がいるかぎりスワの家臣どもは
彼女を押し立てていつかスワ家を復興させようなんて思うかもしれない、
しかも仇の妹をお屋形様の閨になぞ危険過ぎる、と叫ぶのです。
しごくまっとうです。

そこで側室反対派の家臣アマリがユウ姫に面会に行くのです。
この時点でアマリはユウ姫を殺害するものだと思いました。
確信したと言ってもいいです。
いくらこちらの説得に応じて今は側室になる事を断ったとしても
いつ気が変わるかもしれない。
禍根は断っておくにこしたことはないのです。

ところが、アマリはグチャグチャしゃべっているばかりで
短刀を取り出す事は取り出しましたがユウ姫の前に置いただけで
「自害しろ」というような、トロイ事を頼んでいるのです。
馬鹿か、アマリ。
違うだろ、アマリ。
殺ってしまえ、チャンスは今だ!
何をしている、アマリ?
臆したのか、アマリ?
今、お前にできる事はユウ姫を殺して
お前も腹を切る事だぞ。
わかってるのか、アマリ?!

お・・・ついつい興奮してしまいました。
私は別にタケダの家来ではありませんが、
あまりにも煮え切らないアマリの行動にいらいらしました。

結局アマリはユウ姫に指一本触れることなく
すごすごと帰っていくのです。

ところが、
このアマリの行動にユウ姫は
「アマリはわたくしに自分を殺させようとした」などと言った挙げ句
「タケダにはあのような忠義の臣がいるのか」なんて感心したうえに
「あのような忠義の家来を持つハルノブとはどのような・・・」
とタケダのお屋形様に興味津々になったりするのです。

変だなぁ。
こんなのってあり?

さらにそのあと、
ひどく侮辱的な言葉を言いにきたハルノブ正室・三条夫人が帰ったあと
ユウ姫は
「あの人も私に切られに来た」みたいな事を言い
「私だけ身を切らずにいるわけにはいかない」
なんてワケワカメの事を言って、側室入りを決心するんです。

んな、馬鹿な!です。

三条夫人が帰ったあと
「悔しいーーーーーっ!!
 側室にでもなんでもなって あの女に一泡ふかせてやるーーー!
 男児でも何でも産んでやるーーーー!!」
となるんだったら、話はわかるんですけど。

「みんなで傷つきましょう」
なんて思うものかしら・・・?

戦国時代の人たちはこのようなわけのわからない理屈で生きていた、と
言われてしまえばそれまでですが・・・
人間の感情なんてそんなに変化してない、と思うのですよ。

まあ、一言一句聞き漏らすまいと耳をダンボにし
目をかっと開いて真剣に見ていたわけではないので
間違った受け取り方や解釈をしているかもしれないのですが・・・

それにしてもねぇ・・・・
by kumorinotini | 2007-05-12 10:39 | | Comments(0)

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini