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ドラマ・篤姫

あーーやはり女性陣がたくさん出てくると画面が華やいでいいなぁと思いつつ見ています。

元気でまっすぐで溌剌としている篤姫(今は於一)、
理非曲直をわきまえ、しなやかな考え方のできる篤姫の母・お幸、
貧しい暮らしながらも凛として背筋を伸ばして生きるフク(=大久保の母)、
わが子のためなら鬼にでもなれるお由羅(島津久光の母)。

あ、男性陣もいいです。
気弱なところもあるけれど素直な尚五郎(後の小松帯刀)、
マイホ-ムパパな篤姫の父、
懐の深そうな斉彬。
貧困にあえぐながらも薩摩の明日に希望を失わない西郷や大久保。
そして・・・

1月の助演男優賞を選ぶとしたら 
私は迷わず調所広郷役の平幹二郎をあげるでしょう。
出番自体はとても少なかったのですが、とても印象的でした。
実際の調所がどんな人だったかは意見の分かれるところでしょうが

このドラマの中では 
調所は役割を果たすために、意識して鬼になった男として描かれています。
たまりにたまった藩の借金を
厳しい年貢の取立てと法を犯してお金を稼ぐことと贋金つくりの3本立てで
立て直していくのです。

調所は自分のしている事をよく理解しているので
いずれどこかでそのしっぺ返しが来ることも予感しているようです。
だからこそ
篤姫や尚五郎を見る目つきは限りなく優しく
薩摩の未来を二人に託しているかのようです。

結局調所のおかげで蓄えることのできた財で薩摩は幕府をひっくり返すことができたのですから
世の中何がどう転がっていくかわからないなぁと思うとともに
自害する調所が哀れでなりませんでした。
ま、安直に同情されたら調所がいやな顔をするかもしれないけれど。

「私はこの道を自分で選んだのです」と。


(これはドラマの中の調所について感じたことを書いたものなので
 「実際の調所は違います!」なんてヒステリックに考えられても困ります。
 そこんところ よろしくお願いします)
by kumorinotini | 2008-02-12 09:08 |

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini