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娘は娘

先日、ダーリンの叔母さん(北海道の東にある町・バンガイチ市在住)から電話がありました。
ここ3日間、いくら電話をしても娘(=ダーリンの従妹)と連絡がつかない。
あんた、何か知らないか、と。
この従妹さんは私たちの住むMSのわりと近く(車で10分ほど)に住んでいます。
たまーーにうちにやってくるので、何か聞いてないかと思ったようです。

「あいにく俺も3日前に会ったばかりだなぁ」

と答えるダーリン。

「あの子は血圧も高いし・・・」

と叔母さんは心配そうな残念そうな様子で電話を切りました。
(叔母さんの声が大きいので けっこう聞こえる)
私も娘を持つ身です。
叔母さんの心配が人事ではありませんでしたし
ざわざわと嫌な想像も立ち上がってきました。
もしもMSの部屋の中で具合が悪くなって身動きとれない状態でいたら?
それに時折一人暮らしの女性が襲われる事件もありますし。
思わず

「ねえ、タエコさん(=従妹)のマンションの場所、知ってるのよね?
 行ってみようよ。仕事が忙しくて電話に出る間も惜しくてでないだけかもしれな  いし
 なーんだ、元気じゃん、ってわかればそれでいいじゃない」

と言っていたのでした。
こういう時のダーリンはフットワークが軽いので
そうだな、と二人で行ってみることにしました。

マンションはオートロック式で
下の出入り口で部屋番号と<呼び出し>を何度押しても
まったく応答する様子がありません。
管理人さんは常駐ではありませんでしたが
でも、ここへ連絡してくださいと張り紙に管理人代表の電話番号がありました。
ダーリンがケータイでそこへ電話をかけて事情を話すと
すぐに管理人をよこしてくれる、とのこと。
ああ、よかったね、すぐ動いてくれて、とちょっと安心するとともに

「もう一回かけてみるかな」

とダーリンはタエコさんのケータイに電話をしてみましたが
やはり出る気配なし。

やっぱり出ないなぁとケータイをポケットにしまいかけると着信音が。
相手はタエコさんです。
出てみると、ずっと仕事であちこち出歩いていたとのこと。

「お前、ちゃんと着信のチェックしろよ、
 それから、叔母ちゃんにちゃんと電話しとけよ」

と言ってケータイを切ったあと、
すぐに先ほどの管理人代表の電話番号に電話です。

お騒がせして申し訳なかったと謝って、本人と連絡とれた旨お知らせしました。
ケータイを切ったダーリンに

「アチラ、怒ってた?」

と聞いてみると

「いや、ご無事でしたか?って聞かれて、大丈夫だったと答えたら
 それはよかった、って言ってたよ」

「ぅわぁ、良いところでよかったわね」

と私がいうと

「いや、自分とこで事件があると後々困るからじゃないか」

とダーリン。
そうね。たぶん、そうなんでしょ。
MSのオーナーと管理会社は店子の親じゃないんですから。
それでも、迅速で丁寧な対応に安心するとともに感心もしました。
叔母さんにも安心してもらえてよかったし。 

いくつになっても娘は娘ですからね。

たとえ 叔母さん74歳、娘50歳、でも。
by kumorinotini | 2008-02-27 14:49 | 舅と姑とその周辺

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini