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「すまん」「すまない」「すんません」

義父に「お前たちにはすまないと思ってるんじゃ」とか「すまないなぁ」あるいは「ども、ども、すんません」と言われるのが、
最近すごく苦痛になってきた。

すまない、ということは義父の心が「澄まない」という事だと思う。
考えすぎ、といわれればそれまでだが、
「すまない」という言葉の奥にはそういう気持ちが潜んでいるのではないかと思うのだ。(以前も書いたけど)
つまり、私たちのやってる事のせいで義父の心は晴れないのである。
スッキリしないのである。
いや、スッキリしないどころではない。
私たちの行為は重荷になっているらしいのだ。
義父の精神的負担にすらなっているようなのだ。
つまり
私達の行為が義父を苦しめている、と糾弾されているような気がしてくるのだ。


それに比べて「ありがとう」は素直に感謝の気持ちがこめられているように思う。だから、もしも何らかの感謝の気持ちを表明したいのであれば
「すまない」よりは「ありがとう」と言ってもらった方がうれしいのだが、
義父の口から出る言葉は「すまない」であり、その表情は苦悶に満ちている。
これは・・・
わりに合わないぞ。

だが、しかし、義父に向かって
「こっちとしては すまない、よりも『ありがとう』と言われたいんですが」
とは・・・・さすがに言えない。

だから、最近では
義父に「すまん」「すまない」とか「すんません」※とか言われるたびに
まるで私が義父をいじめて苦しめているような錯覚にすら陥ってしまう。
そんな事してないのに。
単に介護のサポートをしているだけなのに。
う~~ん・・・やっぱりわりに合わないぞ。


それに比べて義弟はいいよなぁ・・・などと
思ってはいけない事をちらりちらりと思う昨今なのである。



という愚痴はさておいて
というわけで
最近では なるべく「ありがとう」を使うようにしている私です。
お義父さんにはいろいろ勉強させてもらってるなぁ。



※「すんません」~~
何故か義父は「すみません」ではなく「すんません」と言うのです。特にヘルパーさんや訪問看護婦さんに。でも、この言葉、なんだか相手を馬鹿にしているように聞こえて 私は義父がそう言うのを聞くたびにヒヤヒヤします。私に言うならまだしも他人様に言うのはどうもねぇ・・・という心境なのです。
by kumorinotini | 2008-05-08 08:07 | 舅と姑とその周辺

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini