去年の今頃~退院後10日目ころ(’07・8月下旬)のメモより
2008年 08月 24日
ほぼ1年前の’07・8月下旬頃・・・
私は後悔しながら こんなメモを書いていた。
______________________________________________
夫に
「・お父さんに関して話がある
・感情的にならずに聞いてほしい
ヒステリーを起こさないでほしい
・できればカウンセラーの気持ちで聞いてほしい
・話は最後まで聞いてほしい
・殴りたくなっても 最後まで聞いてから殴ってください
義父の言葉
「・オンセンチョウに帰りたい
・肉体的にしんどいかもしれないが
気持ちの辛さに比べたら ずっとマシだろう
・知り合いも一人もいないところで
部屋にじっといるのは辛い、寂しい、悲しい
気がまぎれない
・お前たちの生活をこわしているのが
たまらなく辛い
・母さんに記憶のあるうちに帰ってやりたい
・M(=ダー)には言葉では言い尽くせないほど感謝している
私の報告
「・連日、泣いている
・ウツの手前かもしれない
(薄暗い部屋の中で膝を抱えて泣いている)
・昼にデパス(安定剤)を飲むのはいやだそうだ
なんでこんなメモを書いていたかというと・・・
話は前夜にさかのぼるんだけど・・・・
義父が夫にぼそぼそ何か言っているのが聞こえた。
内容はわからない。
夫が何か言い返して あげく
「俺にこれ以上どうしろって言うんだよ!!」
と怒鳴っているのが聞こえ、夫は荒い足音で茶の間に戻ってきた。
すごく機嫌が悪い。
部屋の空気がピリピリした。
それから一夜あけた午前中、夫は仕事に行き
義父母の部屋から
「寒い!寒くて風邪ひいて死んでしまう!」
と義母の声が聞こえ、それに対して義父が
「死ね!風邪ひいて死んでしまえ!!」
と怒鳴る声が聞こえた。
これはいかん、と私は義父を部屋から引きずり出し
とりあえずお茶を飲ませて話を聞くことにした。
まず出てきた言葉は「オンセンチョウに帰りたい」という言葉だった。
そのあと義父は泣きじゃくりながら
前出の言葉を繰り返し繰り返し言い
「だけど、マット(=ダー)はまだ帰すわけにはいかないと言うんじゃ」
と言うのだった。
そうだ。
夫のいうことが正論である。
だが、言い方というものがあるだろう。
どうしよう・・・・
私が間に入った方がいいのだろうか、
でも、余波を食らって私まで怒鳴られるのはいやだ、
でも、目の前で老人が泣いて苦しんでいるのにそれを放っておく事もできない、
ああ、どうしよう・・・・
結局、天使が勝ってしまった。
「お義父さん、今夜、私がマットに話してみます。
8月中は無理でしょうけど(カレンダーを見て)
9月の中旬か下旬に かためて休みがとれそうなところがあるので、
お義母さんの調子がよければ帰る事ができるかもしれない、
それまで頑張れますか?しんどいかもしれないけど、
あと一ヶ月くらいなんとか我慢できませんか?」
義父は、それなら頑張れるかもしれないと言う。
義母の声がしたので義父は涙をぬぐって部屋にもどっていった。
ひとりになって、ああとんでもないことを約束してしまったと後悔した。
私から見ると たいていの男性は感情的だ。
すぐカッとなる。
ささいなことでヒステリーを起こす。
夫も時々なんでこんな事でヒスを起こすかなぁといったつまらない事で爆発する。
私は怒鳴る男性が苦手だ。
しかも感情的になった男はすぐ暴力に走りやすい。
下手したら殴られるかもしれない、と憂鬱になった。
でも、約束は約束だ。
その夜、義父は(下駄を預けたことで)スッキリした様子だったが
私の方は食欲はなく、胃が痛くなってきた。
冷静に話ができるよう、前出のメモを広げて、私は夫との憂鬱な交渉に入った、
わけのわからない事で何度も私を怒鳴りつけた義父のために。
なんで私がこんな思いをしなくちゃならんのだ?
どうしてあんな約束をしてしまったんだろう?
と、自分の弱さを呪いながら。
(以上が去年のメモ)
_______________________
結局、義父は時々ヒステリーを起しつつも少しずつ落ち着きを見せ始め
9月中旬にダーが義父母を連れて<トライアル>と称して
4泊5日くらいで自宅に一時帰省したのだった。
その後、義父のみ月に1回の割合で自宅帰省し
去年の暮れから今年の正月にかけて3人で帰ったものの
義父が胆石で1週間入院という事態になったため、再び長男のMSに戻ってきている。
義父が言うのには
自宅から2・3分のところに
診療所の医師がヘルパーステーション付きの高齢者用APをつくる予定だそうで
そこに義母を入居させたいのだそうだ。
建物が建つのが来年3月、今年の5月にそのパンフができるので
送ってくれるとのことだったが
それが7月末になるという連絡がき、
今に至っても届かない。
たぶん義父母があっちにもどるのは無理だろうと
私はひそかに思っているのだが・・・・
私は後悔しながら こんなメモを書いていた。
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夫に
「・お父さんに関して話がある
・感情的にならずに聞いてほしい
ヒステリーを起こさないでほしい
・できればカウンセラーの気持ちで聞いてほしい
・話は最後まで聞いてほしい
・殴りたくなっても 最後まで聞いてから殴ってください
義父の言葉
「・オンセンチョウに帰りたい
・肉体的にしんどいかもしれないが
気持ちの辛さに比べたら ずっとマシだろう
・知り合いも一人もいないところで
部屋にじっといるのは辛い、寂しい、悲しい
気がまぎれない
・お前たちの生活をこわしているのが
たまらなく辛い
・母さんに記憶のあるうちに帰ってやりたい
・M(=ダー)には言葉では言い尽くせないほど感謝している
私の報告
「・連日、泣いている
・ウツの手前かもしれない
(薄暗い部屋の中で膝を抱えて泣いている)
・昼にデパス(安定剤)を飲むのはいやだそうだ
なんでこんなメモを書いていたかというと・・・
話は前夜にさかのぼるんだけど・・・・
義父が夫にぼそぼそ何か言っているのが聞こえた。
内容はわからない。
夫が何か言い返して あげく
「俺にこれ以上どうしろって言うんだよ!!」
と怒鳴っているのが聞こえ、夫は荒い足音で茶の間に戻ってきた。
すごく機嫌が悪い。
部屋の空気がピリピリした。
それから一夜あけた午前中、夫は仕事に行き
義父母の部屋から
「寒い!寒くて風邪ひいて死んでしまう!」
と義母の声が聞こえ、それに対して義父が
「死ね!風邪ひいて死んでしまえ!!」
と怒鳴る声が聞こえた。
これはいかん、と私は義父を部屋から引きずり出し
とりあえずお茶を飲ませて話を聞くことにした。
まず出てきた言葉は「オンセンチョウに帰りたい」という言葉だった。
そのあと義父は泣きじゃくりながら
前出の言葉を繰り返し繰り返し言い
「だけど、マット(=ダー)はまだ帰すわけにはいかないと言うんじゃ」
と言うのだった。
そうだ。
夫のいうことが正論である。
だが、言い方というものがあるだろう。
どうしよう・・・・
私が間に入った方がいいのだろうか、
でも、余波を食らって私まで怒鳴られるのはいやだ、
でも、目の前で老人が泣いて苦しんでいるのにそれを放っておく事もできない、
ああ、どうしよう・・・・
結局、天使が勝ってしまった。
「お義父さん、今夜、私がマットに話してみます。
8月中は無理でしょうけど(カレンダーを見て)
9月の中旬か下旬に かためて休みがとれそうなところがあるので、
お義母さんの調子がよければ帰る事ができるかもしれない、
それまで頑張れますか?しんどいかもしれないけど、
あと一ヶ月くらいなんとか我慢できませんか?」
義父は、それなら頑張れるかもしれないと言う。
義母の声がしたので義父は涙をぬぐって部屋にもどっていった。
ひとりになって、ああとんでもないことを約束してしまったと後悔した。
私から見ると たいていの男性は感情的だ。
すぐカッとなる。
ささいなことでヒステリーを起こす。
夫も時々なんでこんな事でヒスを起こすかなぁといったつまらない事で爆発する。
私は怒鳴る男性が苦手だ。
しかも感情的になった男はすぐ暴力に走りやすい。
下手したら殴られるかもしれない、と憂鬱になった。
でも、約束は約束だ。
その夜、義父は(下駄を預けたことで)スッキリした様子だったが
私の方は食欲はなく、胃が痛くなってきた。
冷静に話ができるよう、前出のメモを広げて、私は夫との憂鬱な交渉に入った、
わけのわからない事で何度も私を怒鳴りつけた義父のために。
なんで私がこんな思いをしなくちゃならんのだ?
どうしてあんな約束をしてしまったんだろう?
と、自分の弱さを呪いながら。
(以上が去年のメモ)
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結局、義父は時々ヒステリーを起しつつも少しずつ落ち着きを見せ始め
9月中旬にダーが義父母を連れて<トライアル>と称して
4泊5日くらいで自宅に一時帰省したのだった。
その後、義父のみ月に1回の割合で自宅帰省し
去年の暮れから今年の正月にかけて3人で帰ったものの
義父が胆石で1週間入院という事態になったため、再び長男のMSに戻ってきている。
義父が言うのには
自宅から2・3分のところに
診療所の医師がヘルパーステーション付きの高齢者用APをつくる予定だそうで
そこに義母を入居させたいのだそうだ。
建物が建つのが来年3月、今年の5月にそのパンフができるので
送ってくれるとのことだったが
それが7月末になるという連絡がき、
今に至っても届かない。
たぶん義父母があっちにもどるのは無理だろうと
私はひそかに思っているのだが・・・・
by kumorinotini
| 2008-08-24 09:01
| 舅と姑とその周辺