美味しいと思うのは味そのものか雰囲気か、はたまた・・・
2008年 11月 21日
外国の人に関してはわからないけど、
どうも日本人は薀蓄で物を食う、というか、値段で物を食うのではないかと思うことが多々あるわ。
とあるレストランや割烹料理屋なんぞに行って
「これは〇〇の△△で、~~でございます」なんて敵が言うのを聞いて、
ほおーなんて感心して食べているような気がするの。
というのも前にテレビでやっていたのだけど、
夫がまったく料理に目を向けてくれない、という若い妻の訴えに
番組が手を貸すというものがありまして・・・
プロの料理人の指導のもとに妻が料理し、
いつも通り家庭の食器に盛り付け、
いつも通りに出すと
夫はまったく違いに気づかなかったのよ!
別の場所でシェフがその様子を隠しカメラで見ている事を知っているので
ちょっと焦った妻が「ねえ、いつもと違わない?」としつこく聞くと、
夫はやっと夕刊から目を上げて夕食をちらっと見「う~~ん」と考え、
面倒くさそうに「そういえばちょっと違うような」としぶしぶ答えたの。
それは、そう答えておけば女房も満足するだろうというか
問題が大きくならないだろう的なおざなりな言い方だったわ。
そこへシェフと番組スタッフがたまりかねて出て行って、
事の顛末を妻が説明した途端、
「いやー全然違うと思いましたよ」と夫は言ったのでした。
・・・・
この時のシェフはひどく辛かったろうと思うわ。
だって妻の前で実演に及びながら、
これはこうした方がいいと薀蓄たれまくりで調理していたから。
それと、これは以前やってた番組だけど
(ダウンタウンの浜ちゃんがやっていた「人気者で行こう!」という番組の中のコーナーだったと思う・・・)
「格付け」というのがあって、
スーパーで安く売られている食品と、お取り寄せでないと買えないくらいのお高いそれとを食べ比べて、
お高い方を当てる、というのが主旨だったのだけど
100発100中の人は滅多にでなかったし、
いずれかを選ぶ時もけっこう迷いながらだったり、
自信満々に選んだものがはずれたりということも多々あったの。
つまり、味の違いなんてものはその程度のものであって(まあ、中にははっきりくっきり違うものもあるかもしれないけど、普段からよほど注意して吟味して食べていないかぎり違いはわからないようだし、その人の育ってきた環境も影響するだろう)、
それより店の雰囲気とか値段(=こんなに高いんだから美味しくないと損だ。きっと美味しいに違いない、と考える)とか、
ともに食事する相手とか
体調とか
リラックスしているかどうかとか、
味以外のものが大きく作用するのではないかと思うわ。
と頭ではわかっているのだけれど、
かつて夫に「我慢して食べている」といわれたことのある私は、
なんとか美味しいと言ってもらいたくて、これでもけっこう努力しているのだけど・・・・どうにも報われていないのが現状なのよ。
だから料理上手な奥さんは羨望の的です。
母にこのことを言うと「あら、美味しく作ればいいじゃないの」と簡単にのたまうのだけど、
困ったことに作っている私は「ああ、美味しい!」と思ってるのに、
夫がそう思ってくれないの。
「美味しいものだったら、美味しいと言う」と言い張る夫だけど・・・・
最近では味音痴に近いのではないかと思っているわ。
お味噌を変えてもわからないところをみると。
そうやって自分をなだめているんだけど・・・
それでも、それでもやっぱり「美味しい」と言ってもらいたい。
ワガママだわね。
どうも日本人は薀蓄で物を食う、というか、値段で物を食うのではないかと思うことが多々あるわ。
とあるレストランや割烹料理屋なんぞに行って
「これは〇〇の△△で、~~でございます」なんて敵が言うのを聞いて、
ほおーなんて感心して食べているような気がするの。
というのも前にテレビでやっていたのだけど、
夫がまったく料理に目を向けてくれない、という若い妻の訴えに
番組が手を貸すというものがありまして・・・
プロの料理人の指導のもとに妻が料理し、
いつも通り家庭の食器に盛り付け、
いつも通りに出すと
夫はまったく違いに気づかなかったのよ!
別の場所でシェフがその様子を隠しカメラで見ている事を知っているので
ちょっと焦った妻が「ねえ、いつもと違わない?」としつこく聞くと、
夫はやっと夕刊から目を上げて夕食をちらっと見「う~~ん」と考え、
面倒くさそうに「そういえばちょっと違うような」としぶしぶ答えたの。
それは、そう答えておけば女房も満足するだろうというか
問題が大きくならないだろう的なおざなりな言い方だったわ。
そこへシェフと番組スタッフがたまりかねて出て行って、
事の顛末を妻が説明した途端、
「いやー全然違うと思いましたよ」と夫は言ったのでした。
・・・・
この時のシェフはひどく辛かったろうと思うわ。
だって妻の前で実演に及びながら、
これはこうした方がいいと薀蓄たれまくりで調理していたから。
それと、これは以前やってた番組だけど
(ダウンタウンの浜ちゃんがやっていた「人気者で行こう!」という番組の中のコーナーだったと思う・・・)
「格付け」というのがあって、
スーパーで安く売られている食品と、お取り寄せでないと買えないくらいのお高いそれとを食べ比べて、
お高い方を当てる、というのが主旨だったのだけど
100発100中の人は滅多にでなかったし、
いずれかを選ぶ時もけっこう迷いながらだったり、
自信満々に選んだものがはずれたりということも多々あったの。
つまり、味の違いなんてものはその程度のものであって(まあ、中にははっきりくっきり違うものもあるかもしれないけど、普段からよほど注意して吟味して食べていないかぎり違いはわからないようだし、その人の育ってきた環境も影響するだろう)、
それより店の雰囲気とか値段(=こんなに高いんだから美味しくないと損だ。きっと美味しいに違いない、と考える)とか、
ともに食事する相手とか
体調とか
リラックスしているかどうかとか、
味以外のものが大きく作用するのではないかと思うわ。
と頭ではわかっているのだけれど、
かつて夫に「我慢して食べている」といわれたことのある私は、
なんとか美味しいと言ってもらいたくて、これでもけっこう努力しているのだけど・・・・どうにも報われていないのが現状なのよ。
だから料理上手な奥さんは羨望の的です。
母にこのことを言うと「あら、美味しく作ればいいじゃないの」と簡単にのたまうのだけど、
困ったことに作っている私は「ああ、美味しい!」と思ってるのに、
夫がそう思ってくれないの。
「美味しいものだったら、美味しいと言う」と言い張る夫だけど・・・・
最近では味音痴に近いのではないかと思っているわ。
お味噌を変えてもわからないところをみると。
そうやって自分をなだめているんだけど・・・
それでも、それでもやっぱり「美味しい」と言ってもらいたい。
ワガママだわね。
by kumorinotini
| 2008-11-21 08:46
| 食