人気ブログランキング | 話題のタグを見る

激震三回忌

先週末の夜、義母の妹・T子さんから電話があった。

”亡き長兄の長男”から三回忌の案内が来たけど、返信用のハガキが入ってない、お宅はどうだったか?というものだった。
うちにはその手の封書はまだ届いていなかったのだが、問題はこのあと起きたというかなんというか・・・

とりあえず義父と電話を換わったのだが、
その時点では”長兄の長男”が返信用ハガキを入れ忘れたんだろうとなったのだが、
それを聞いていたダーが 
一昨年の一周忌の時、”長兄の長男”は精進落としの席で、
三回忌は家族だけでやるので、みなさんはお呼びしない、とはっきり言ったのを聞いたと言い出した。

では、わざと返信用ハガキをいれなかったのかということになる。

しかし、招く気がないのなら、こんな案内出すべきではないだろう。

しかし、日付も場所もしっかり書いてあるのだから、招く気があるのではないか、という叔母。
いや、一昨年身内だけでやると聞いたといいはるダー。(この後、あちこち電話して確認したところ「聞いた」というのが3人出てきたのに、言ったはずのご本人は「言った記憶がない」とのこと)
結局、義父が”長兄の長男”に電話して確認してみたところ、
”長兄の長男”は親戚を呼ぶ気はないのだそうで、
もしも来たいんだったら、返信用ハガキを送ろうか?というマヌケな事を言ったそうだ。
義父はいささかお怒りモードに入った。

「こんな案内が来たら、呼ばれたと思うのが人情だ。呼ぶつもりがさらさらないのにこんな案内状を送ってくるなんて誰も思わない。これはずいぶん常識はずれだよ」とかなんとか。
敵はなんだかグジャグジャ言ってる模様。


翌日、問題の案内状みたいな封書が届いたのだけれど、
返信用ハガキを入れるつもりがないのは封筒を見てすぐにわかった。
使用していた封筒というのが、よくありがちな縦長の封筒だったからだ。
これだとハガキを折り曲げないと同封できない。
ハガキを同封する時は、ハガキを折り曲げないでも入れられる形のものにするだろう。
たいていそうだ。
結婚式の招待状がその良い例だと思うけど。

これはハガキを同封する気はまったくなかったと見るべきだ。
つまり、親戚を三回忌に呼ぶ気はまったくないということだ。
しかし、まあ、中身が三回忌の案内文だったんでダーの叔母は困ったのであろう。

ところで1枚入っていた案内状の文章をちらりと読んで、笑ってしまった。
それはまさしくどこからどう見ても三回忌のご案内で、
詳しい日時から場所まできちんと印刷されていたのだ。
そのうえ、「出欠については同封のハガキにて連絡ください」という添え文まであった。
にもかかわらず返信用の葉書が入ってないばかりか、かなり問題な一文が最後に待っていたのだった。
まんま書こう。


「出席は難しいと思います。お知らせまでといたします。」


手書きで一筆添えているのではない。
ちゃんと印刷されてある文章だ。字の大きさも本文と同じ。

手間を惜しんだのか、金を惜しんだのか、とんだオオバカ野朗なのか、
ひな形通りの文にくだんの最後の文章をつけ足してもらったとしか思えない。
なんともうかつな話だが。
あるいは印刷屋との間に意志の疎通がなかったのか。
どっちにしろ、チェックしなかったのはうかつなのだが。

この案内を送ってよこしたのが、
年齢が若いとかアホだとかいうのならまだわかるのだが、
なんと御年55歳の中学校の教頭先生なのである。
子どもの学習力が下がっているのがわかる気がした。


さあて、
義父は出席するのだそうだ。
これほど「来てくるな」臭のプンプンとする三回忌によく出席する気になるもんだと感心してしまうのだが
前出の叔母の娘(=義母の姪っ子)と一緒に出席するのだそうである。
ちゃんと連絡してあるのかどうかはわからないが
”長兄の長男”からするときっと大迷惑な話ではあろうが
うかつな案内状を送ってしまった方が悪いのである。


追加の話:
しかもこの案内状、送っている親戚とそうでないのとがあるそうで、前にダーの従姉妹の娘(義母側)の結婚式にも誰が招待されていて誰が呼ばれてない、と疑心暗鬼の情報が飛び交い、さながらスパイ合戦の様相を呈していたけど、どうやら今回も似たようなことらしいうえに、ダーによると今回の主役(故伯父様)の家ではなにやら残された姉二人弟の間で諍いがあるそうで、それでこういうワケワカメの状態になっているのではないかという事だったけど。その前に、呼ぶ気もないのに案内状を送る、ってのがそもそもの間違いだと誰か55歳の中学校の教頭センセーに教えてやれよ。

姉弟の諍いの元には遺産問題があるんじゃないかとダーの話だったけど・・・コイツ馬鹿だなぁ、そんな他人事みたいに言っちゃってるけど、自分たちだってそのギリギリのところに立っていて、他人のことなんか言ってられないのにさ。私が黙ってるからなんとか成立している静けさであり、平和なのだと気付けよ、と思わないでもない。まあ、男はロマンチストだからね、いつまでも夢見る夢男くんなんだよ。あ~あ。
by kumorinotini | 2009-03-02 13:34 | 舅と姑とその周辺

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini