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ヘビーな話3

ヘビーな話の前に。。。

ある夕方、代行でひさしぶりに義母の嫌いなFヘルパーがやってきたわ。
ところで
2月から3月にかけて、訪問入浴サービスが入ったりして、ヘルパーさんのスケジュールがちょっと変わり、
週2で着ていたFヘルパーの出番がなくなっていたの。
義母のためにもよかったなと思っていたんだけど、
まあ、たまに代行で来るのはいたしかたない、なんて当方の事情はおいといて。。。

どうもFヘルパーには義母に好かれたい、というか
「帰らないで」とか「もう少しいなさい」と言ってもらいたいんじゃなかろうかと思われるふしがあるのね。
だから、だと思うんだけど、30分の仕事が終わって帰る時にしつこいの。
もんのすごくしつこいの。
まあ、義母からお言葉がないんでしつこくなっちゃうのかもしれないけど。
そこは仕方ないと諦めてさっさと帰ってくれればいいのに、
なんとか一言引き出そうとねばってる感じなのよ。

F「もう帰るよ。いいの?帰るよ。私、帰るよ」
これにたいして義母はダンマリ。
F「帰るよ。また、来るからね、ね、ね、また、来るから」
義母「・・・・・」
F「また、来るから。ね、帰るから、帰るからね。私、帰るよ」
義母「・・・・・」
F「また、来るからね、ね」
ドアの外でその声を聞きながら
あ~~そろそろ声をかけた方がいいかしら、と思っていると。。。

義母が言ったのよ。

「来たくないんだべさ(=来たくないんでしょ)」って。

F「・・・!そんな事ないよ、来たいよー」

ああ、これはいかんと私はドアをノックして「もう、お時間ですから」とFヘルパーを帰したわ。
義母の食事作りをするため台所に入っている義父に代わってベッド脇のイスに座ると、
いつもは片手だけ握っていればOKなのに、
その時は何故か義母は「こっちも」と両手を握ってほしがったの。
それは10分くらいで落ち着いたみたいだったけど
両手をにぎりながら、さっきの出来事で義母の心も泡だったのだろうか、とふと思ったわ。


さて、その日のヘビーなお話・・・

義母「お迎えを待っている」
私「お迎え・・・?」
義母「(うなづいて)爺さんと婆さんがお迎えに来てくれる」
その言い方は、どうもあの世から迎えに来る、と言ってたようで、しばし迷ったけど
「そうか・・・お迎えが来るんだ。じゃあ、迎えに来た時に困らないようにここでずっと待ってようね」
と言ってみると、義母はコクンとうなづくのでした。

そのあと、ゆっくりいろいろ話をしたのだけど義母がいきなり
「あんたはソウジキ」
と言ったように聞こえたので「ソウジキをかけてほしいの?」と聞いてみると
義母、首を横にふる。
ふと思いついて「ソウジキってガーガーってお掃除をする掃除機のこと?」と確認してみると
義母、首を横に振る。
「じゃあ、嘘をつかない、正直のこと?」
義母、うなづいて言う。
「あんたは正直」
私「え?私が正直って事?」
義母、うなづく。
何のことを指しているのか、わからないので、もそっと聞いてみようと思ったら、すでに義母の心は別なところに向いていて、それは叶わなかった。

前にも「あんたはソウジキ」って言われたことがあって、
あの時は絶対「掃除機」の事かと思ったんだけど・・・
「正直」って言ってたのかな?
でも、私のどこが正直なんだろう・・・?
義母にたいして嘘ばかりついているのに。


あと、今朝の義母のお褒めの言葉・・・かな?
看護婦さんが来るんで、眠ってしまわないように、義母と話をしてたのだけど、時々義母が目をつぶるのね。
「眠い?」と聞いてみると、首を横に振って

「あんたがいるから退屈しない」と言われたわ。

いろいろ考え方はあると思うけど、これはお褒めの言葉、ととることにしたわ。
by kumorinotini | 2009-03-24 11:30 | 舅と姑とその周辺

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini