2018年 11月 09日 ( 1 )

「話を合わせてただけですよ」

私は覚えてないけど、
例の母の前のかかりつけの医師が私と妹が伺った時に放った言葉だそうで。
そこまではっきり言うかなぁ・・・と思ったけど、
もう自分の手を離れるとわかっていたから、言ったのかもしれない。

妹はたぶんこの言葉を母には言わなかったと思うし、
彼が冷たい表情で「愛想のいいばあちゃんだなと思っていた」と言った事も母には言ってない。

だが、母の
「先生は私のことを母親みたいに思っているみたい」とか
「私がいくとすごく喜んでくれる」
「**さん(=母)と++(=母の甥っ子)くんの3人で温泉に行きたいなぁ」
とかとかとかを思い出すと
暗澹とした気分になるわ。

母からそういった話を聞くたびに、
なんだか気持ち悪い話だなぁ、
ほんとかいなと思うところはあったのだけど、
母も喜んでいるし、害はないんだから、まあいいかと思っていたのね。

だいたい自分が散々イイヒトを演じているくせに
他人が演じているとは思わなかったのかね、という疑問もあるんだけど、
人間は哀しい生き物で、自分がそうであるにも関わらず他人がそうだとは認めないとこがあるものね。

医師と患者の仲良しこよしごっこは
土壇場で壊れてしまったのも当然といえば、当然かもしれない。
もしも母の言うように、母の事を大事に思っているのなら
あんな冷たい言い方しないだろうなぁ。
「そうか・・・最後まで診たかったけど、ホスピスに入りたいのなら仕方ないね」
とかなんとかいうだろうし。
頭おかしくなって自分とこに来たら、どうしたらいいか、考えておけ、なんていうわけない。

母はどうもべったりの関係が好きらしくて
それで医師と患者の関係をこえた親しい関係、みたいなのを夢見たのだろうけど
そんなのは母の頭の中にしかないのよ。
金主と太鼓持ちみたいだわ、母とあの先生と関係は。

比べてH病院のN先生は
自然体でよかったよ。
なんのケレンもなくて。
時々面白いことも言ったらしいし。
でも、母はもっとべったりした関係を望んでいたっけ。
それは無理というものだ。
母だけを診ている医師ではないのだ。
専属ではないのだ。

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by kumorinotini | 2018-11-09 22:05 | 母の胃がん | Comments(0)

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini