カテゴリ:母の胃がん( 73 )

実験台

昨日、母の見舞いに行ってきた。
行きたくないけど。

その日輸血があるとかで母はひどく元気で、
昼時に孫娘たちがそれぞれ夫の子供たち(母からすればひ孫)を連れて見舞いにきてくれたと元気よく報告。
だけど、2週間も我慢させないで、毎週二日輸血してくれればいいのにと不平不満。
先生に任せる、とか信じるとかいうわりに文句たらたらです。

と、看護師さんがリフレックスの効果を確認しに来た。
一昨日はどうだったか、昨日はどうだったか、今朝の目覚めはどうだったか。
昨日の朝まではいまいちな効果だったらしいけど、
今朝は気持ちよく眠れて起きた、という話だたったのはよかったんだけど、
後の言葉にびっくりしたわよ。
「今日輸血するし、あの薬はもういらないから」
へ?リフ飲んでるから今気持ちが上向いてるんじゃないの。
看護師さんが困っているようなので、
「ダメです。もう少し飲みなさい」と言っておいたけど、どうなるんだか。

あとで妹からメールがきたけど「薬漬けになるのはいやだ」と断ったらしい。
服用するかどうかは後は先生のお考えしだいだけどね。

で、看護師さんがいなくなってから
「先生は私を実験台にしている」などと怖い事を言い出す。
論理的に考えれば、
こんな死にそうでやせ衰えた老婆を実験台にしてもなんの成果にもならないと思うんだけど。一体何をどうやったら、そんな気味の悪い妄想が出てくるのか。

妹からのメールでは輸血中に体温が38度まで上がり、輸血は急遽中止になったらしく、
母は「もったいない」とか「38度あってもなんともないのに」とかこれまた文句たらたらだったそうで。
悟ってるような顔して、まったく悟ってない困ったチャンです。
早く悟ってくれ。
こんな自分でも実験台になるならありがたい、くらいまで悟ってくれ。
あの不平不満にはウンザリをとおりこして、吐き気がする。

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by kumorinotini | 2018-08-14 22:35 | 母の胃がん | Comments(0)

ひがみ

一体なんでああもひがむんだろうか。

昨日、見舞いにいったところ今にも死にそうな様子で横になっている。
で、すごく調子が悪い、とのたもう。
お盆に死ぬかもしれない、とも。
妹(のサッちゃん)がそうだったからって。
何年前の話やねん。20年くらい前だろが。
そして
最近はずっと「素麺しか食べたくない」と言い続けるので、
これは素麺を持ってこい、病院は出してくれない、というカマッテちゃんかと思って、作って持っていったら
「お昼に食べたからいらない。持って帰って」
聞くと、素麺しか入らなくなってから、ずっと病院厨房は母だけに素麺を出してくれているそうで。
これをありがたいと思わない母に呆れる。
「みんな素麺なんでしょ」と事もなげに言う。
帰り際に献立表をみると、素麺のその字もない。特別じゃん・・・

また、今朝は主治医の診察があったそうだ。
(火曜、水曜、木曜と診察がなくて、「見捨てられた」とこれまたひがんでたらしい)
下まぶた(?)を診て主治医が「まだ輸血するほどではない」と輸血が先送りになったとかで、
ひがみの母は「無駄だと思ってるんだ」とふてくされる言動。
見せてもらうと、濃くはないけど、ピンク色。
ちなみに師匠(今日は師匠お休みで見舞いに付き合う)のを見せてもらうと同じくらいの色。
「貧血ではあるけど、輸血するほどではないと判断したんだと思う」と言っておいた。

そこへ「歯科の予定入ってますけどどうしますか」と。
行く、というので、車いすを用意してもらって同じ病院内の歯科に行く。
車いすに座ってるのは大丈夫。
道々、母が「気持ちの明るくなる薬が効かない」と看護師に訴えると
「あの薬は効果がでるのに1週間くらいかかるので、もう少し我慢して飲んでみて」という。
代謝の関係で効果が安定するのにちと時間がかかるのだそうだ。
出かける前に「あの薬やめてみようと思う」と言いだしてたので、看護師さんに言ってもらってよかった。

歯科に10分程度。
帰りは私が車いすを押して、ゆっくり帰る。
部屋にもどると
「アイスが食べたい。こないだガリガリ君を食べたら、後で胃が痛くなった。3人で分けたら、ちょうどいいのでは」というので、師匠が買いにいってくれ、
カップアイスを3人でわけて食べると母はいたく満足の様子。
このあたりからどんどん元気になり、初めのぐったり感は何だったんだという感じ。
看護学生とのあれこれをしゃべり、学生が去った後で看護師長から丁寧にお礼を言われたとか。「なんで私に(学生を)つけたんだろうか。わざとかね」というので、
優しそうで、うるさい事言わないでイジメたりしなさそうな人に当てがったんじゃないの?と答えると、少し満足そう。

あ~~~疲れた。

人にありがとうを言われるのは大好きだけど、自分から言うのは好きじゃないのかね。
だから、面白くないのかな。
妹言うに「可哀そうな人大好きだけど、自分がその可哀そうな人になったんで落ち込むのかもしれない」
だけど、あまりにもひがみがひどくて、これは母の地なのか、入院してるからこうなったのか、悩ましいところだわ。

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by kumorinotini | 2018-08-11 22:47 | 母の胃がん | Comments(0)
10日くらい前に書いた文章。



会話の話題がなくなると母からかならず出る言葉ーー

「これからどうなるんだろう」

知らないよっ!
と言ってみたいけど言えない。

軽い気持ちで言ってるのか
知りたい、と切望しているのか
わからないし、
医者にだってわからないものを私が知るわけがない。

これが一回なら理解もできるのだけど
ほとんど毎回言ってくるのだ。
そのつど
適当にでっち上げて答えているけど
最近疲れてきた。
ウンザリしてきた。
で、
知らないよ!!
と切り捨ててみたい。
でもできない。
余命いくばくもない人にそれはできない。
一体なんと答えてほしいのだろう?

妹が、母の言動に振り回されるのは修行だというのだけど
修行なのか・・・
修行といえば修行だけど毎回勉強でもあるのだわ。
こんな勉強したくなかったなぁ。

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by kumorinotini | 2018-08-10 21:01 | 母の胃がん | Comments(0)

ひとつひとつ

今日の母は元気がなかった。
貧血なのか栄養失調なのか(最近とみに食べられてない)物静かであった。
自己申告で「うつっぽい」と言ったら
新しく薬が処方されたとか。

そして、私が行ってまもなく(夫さんの車で連れていってもらっている)
ボランティア仲間と思しき人が見舞いに訪れて話に花が咲いていたので、
彼女にお任せして私はデイコーナーに控えていたのだけど、
話がなかなか終わらないようだったのでいつもの時間に病院を辞したわ。

懸案の院内靴も買ったので、今日の見舞いはよし!ということで。

それに、簡保の受取人の名義変更手続きのための日にちも決定。
郵貯の人と父と妹に連絡。

面倒くさがりな私だけど、私がやるしかないので
ひとつひとつ片づけていくしかない。

そろそろ老衰状態に入るのかもしれないけど
死ぬなら9月のしてほしい。
今月下旬、夫さんも師匠も大事なイベントがあるので。


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by kumorinotini | 2018-08-08 22:53 | 母の胃がん | Comments(0)

この私の

食欲が落ちている。
さして暑くないので暑さのせいではない。
体調不良でもないと思う。
精神的なものだと思う。
父が読んでいた本、確か「ままならない人生」がどうとか。
そうだな、その通りだわ。

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by kumorinotini | 2018-08-08 07:33 | 母の胃がん | Comments(0)

顔を見たくない

今朝9時頃、病院の母から電話があった。
受話器を取って名乗るなり
「(長女)!助けて!家に帰りたい」とわめく。
「何かあったの?」と聞くとちょっとトーンが落ちて
「何もないけど・・・こわくて(こちらの方言でしんどい、具合が悪い事)貧血で死にそうなんだ」と言う。
また、貧血で死にそう、なのかとウンザリしたけど、
その状態で退院の許可が下りるかどうかわからない、ていうか無理だと思う、看護師さんに症状を言ってベッドで寝てた方がいい、というしかできなかった。

母はさらに「うちから輸血に通う事はできないだろうか」と愚にもつかぬ事を言い出す。
家に帰ったところでほとんど役に立たない父がいるだけだ。
きりきりと動かない父にいらついて過ごすことになるだけなのに、
なおも母はぐずぐず言っていたが、
貧血で死にそうといいながら、1階の公衆電話まで歩けるんだしなぁと複雑な思い。

と、硬貨がなくなったのか電話はプツリと切れてしまった。

しばらく電話のとこで待ってみたが、かかってこなかった。

その後、妹から電話があって、
最近母が父の実家のあったアメタツに行きたいと母が言い出したけんで悩んでいたと打ち明けてきた。
「最後の願いかなと思ったら連れていかないと駄目かなぁと思って・・・
 でも、往復で4時間以上かかるとこに車とはいえ、何かあったら私じゃあ対応できないし・・・
  ていうかなんで今頃になって言い出したんだろう?
 今までそういう機会もあったし体調も悪くない時期もあったのに
 1年以上たってなんで?と思うんだよね」

そこで、いつもの母の思い付きなのではないか、放っておいていいし、
3回くらい言ってきたあたりで「無理だ」と言うしかないのでは?と言っておいた。

その後今朝の母の訴えの件を話したら

「ええー?だって昨日なんて、たまに帰宅したらって言ったら
 お父さんのいる家になんか帰りたくない、
 家に帰っても一人だったらちょくちょく帰るかもしれないけど、って言ってたよ。
 まったく何考えてるんだか」
との事だった。
その後母から電話もなかったので、叫んでみて落ちついたのか諦めたのか。

夫さんは優しいから「行ってやた方がいいんじゃないか。見捨てられたと思うんじゃないか」とのたもう。
見捨てられた、と思ってくれるんなら上等!だい。
こんな幸福なことはない。

今の私は母の顔を見たくないのだ。
子供のころから母に言われて傷ついた事が思い出され、
その私になんで援助なんか求めるんだ?と腹立たしいしウンザリする。
傷つけた方はすぐ忘れるけど、やられた方は一生覚えているのだ。
これを母に言ったらきっと「なんでそんなつまらない事をいつまでも覚えてるの?」と不思議そうに言うのだろうな。
そういう人だから。

あ~~親は面倒くさい。

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by kumorinotini | 2018-08-07 22:30 | 母の胃がん | Comments(0)

郵便局員来る

3日の午前に父から電話があって
「6日午後1時半に郵便局の人の話に立ち会ってほしい」
は?
午後から見舞いに行くと、母は
「お父さんたら、通帳を全部見せたんだって」
と半狂乱になっている。
とにかく、立ち会って、何のことか確認してくるからとなだめたのだけど
母の不安が私にも移ってそれから食欲失せる。
でも、夏だしがんばって食べたけど
前日の夜もよく眠れないし・・・

で、当日。
なんてことはない。
相続を考えると、このままでは損をする(税金を納めることになる)
保険の受取人名義を変える(これはすんなり受け取るため)とか
生前贈与とか考えてもよいのではないか、お手伝いできます、という話だった。

で、母は私に当座使わない通帳を預けたがったんだけど
父が頑として拒否。
うっかり者の父に持たせて大丈夫なのか不安だけど
よこさないものは仕方ない。
なくなるかもしれないのは覚悟しよう。

父によると通帳とかそういったものを見るのは初めてで
何がどうだかわからないそうで。
あんまり片方ががっちり掴んでいるのも考えものだわね。
いまだに信じられないけど凄い金額だったわ。
こんなに持ってるくせに
誰それさんはお金があっていい、とか
誰それさんはお金持ちだからと羨望してた母を必死になだめてたんだなぁと
ばかばかしくなったわ。

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by kumorinotini | 2018-08-06 22:37 | 母の胃がん | Comments(0)

「痩せたのではないか」

「孫ちゃん、痩せたんじゃないの?」
と母が言ってきたわ。
確かに夏に入って少しやせました。
1キロほど。
もともと師匠が細いから目立つのか、
先入観念でやせたと思ったのかさだかでないけど。
だったら、夫さんの定年退職後で2キロ、
母の主治医とのトラブルで1キロやせた私は?と聞きたかったけど、
これは秘中の秘だからなぁ・・・
言ってしまって、変にこじれても困るので
言わないでいるのだけど
秘密があるって辛いわぁ~ふははは。

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by kumorinotini | 2018-08-03 22:55 | 母の胃がん | Comments(0)

隣と母と大学病院

母の隣のベッドの人は大学病院から移ってきた人。
もはや治療方法なし、という事で
ホズピスのある、この病院に移ってきたらしい。
母によると余命はあまりないけど
明るくて前向きで素敵な人だそうで
少しだけ相部屋だった前の人は
暗くて話もできなかったとかでとても喜んでいる。

というわけかどうかわからないけど
母は
「大学病院って冷たいね。
治療方法がなくなったからといって追い出すなんて」
とプンスカなのだ。
その時うちの夫さんがいて
大学病院とこういう病院とは役目が違う事をこんこんと説明してくれて
母も納得したと思ったら・・・
次に行った時、また同じ話をふられてビックリしたわ。
とにかく大学病院を「冷たいところ」にしたいらしい。

そういえば、「白い巨塔」にもそんな場面があったわね。
あの時も『大学病院は冷たい』というイメージにもっていってたけど
(大学病院は冷たい、でも里見先生は優しい、にもっていきたかったのだろう)
たぶんたいていの人にはそういったイメージが染みついてるんでしょう。
でもそれって良くないわよね。
大学病院だってできる事なら最後まで診たい医師もいるかもしれない、
でもそれやってたら新しい患者(難しい病気、怪我)を受け入れることができないし
こういった中堅の病院の患者を奪うことにもなる。
大学病院は高度な治療をして、そうでない人は中堅の病院に、
という住み分けをしているだけなのだと
もうちょっと周知したほうがいいのでは、と思ったけど・・・
イメージってなかなか払しょくできないから、大変だろうなぁ。

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by kumorinotini | 2018-08-01 22:29 | 母の胃がん | Comments(0)

対応がうまくなった?

「お姉ちゃんはだいぶん対応がうまくなったんだね。忍耐力が私は足りないのか~。それにしても人間を理解するって、なかなか難しいのだね。あまりに自分と違うと余計わからないものだね」

と妹からメール。
「対応」って何だ?
それ以外の言葉はわかるけど
「対応」って・・・
父にも母にも、私は特別な対応はしてないぞ。
何か勘違いしてるんじゃなかろーか。

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by kumorinotini | 2018-07-30 22:27 | 母の胃がん | Comments(0)

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini