カテゴリ:雑感( 603 )

「落陽」朝井まかて

明治神宮とその森ができるまでを三流新聞の記者の目を通して描いた小説なのだけど
通奏低音として流れているのは
明治天皇の覚悟。
現人神として生きる事を強いられにもかかわらず
ほかに生きるすべを持たないかったためかどうなのかわからないけど
現人神である事を覚悟して生きた人の強さと悲しみが小説の底の方を静かに流れていて
途中から泣いてしまった。
まさか明治神宮の成立で泣くとは・・・!ですよ。

by kumorinotini | 2019-01-06 22:51 | 雑感 | Comments(0)
先日の朝のニュースでやってたんだけど(NHK)
今年、癌で死亡した遺族に聞いてみた結果
(痛みを感じていたかどうか、感じていなかったと思う、感じていたと思う、わからない、そんな答えの中からひとつをチョイスするわけだけど・・・)
我が家の場合、娘の聞くか夫に聞くかで答えはまったく違うものになるだろうな、と微妙な気分になったわ。
母は父にまったく不満を言わなかったらしく、
父の中では薬なしでまったく痛みなく朗らかに過ごしていたとなってるみたいだけど
実は痛みをモルヒネでなんとかしてもらっていたし
(死ぬ2週間前はひどいだるさに「殺してほしい」と妹に訴えた)
朗らかだったのも薬のおかげだと娘は思っている。
実際母は時々不安を訴えていた。
文句も多かった。
だけど、父は
母がすべてに満足して死んでいったと信じているようだった。
だから、父に聞いたら、母は痛みもなく平穏は感情のまま亡くなったと答えたろうと思う。

by kumorinotini | 2018-12-27 08:04 | 雑感 | Comments(0)

黒いキャリーケース

数年前、義父母の見舞いに行くためにJRの駅で電車待ちをしていた時
隣にすわった若い男性の前に黒のキャリーケースが置いてあったのね。

その日は強風のせいで何かが電線にからんだらしく、電車はストップしていて
調査待ち、でした。

で、私と師匠はいつ回復するかわからないので、ずっと待合室の椅子に座ってたの。
黒のキャリーケース前の男性がすっと立ってどこかに行ったわけ。
私たちはその男性がトイレか何かに行って、そのうち帰ってくると思っていたの。
でも、全然帰ってこないばかりか、違う人がキャリーケースの前に座ったのよ。

あらら?

このキャリーケースは忘れ物?

駅員さんに教えたほうがいいのかなと思ったけど
師匠が余計なことはしない方がいいというので
さわらずにいたんだけど

後で考えたら
動かしたりなんだりしないでよかったな、と。

日本だから可能性は低いけど
爆弾、という事だってあるしね。
これがイスラエルとかフランスだったら
きっとすぐに警察が呼ばれ大騒ぎになってたわね。

もう少し緊張感を持って生きた方がいいなと
今野敏さんの「触発」を読んで思いました。とさ。

by kumorinotini | 2018-12-16 20:05 | 雑感 | Comments(0)
これは妹の友人んに起きた出来事。
友人を友美さんとでもしようか。

友美さんの実家は東北のS市にある。
友美さんは北海道に家族と暮らしている。
兄が一人いて、やはり東北のS市に暮らしている。
母親一年前に亡くなっている。
友美さんは月に1回は父親の様子を見に、S市に出向いていた。
なんとなく女性の影があった。
父ならとうてい買わないだろうクッションが増えたり、妙にきれいになっている。

さて一周忌。
とどこおりなく済んで、お坊さんが帰った後で、父親が切り出した。
会ってほしい人がいる。
来たな、と思ったらしいけど、そこはなんでもない顔で、誰?と聞くと
どこで待っていたのか女性がやってきた。
なんとこの女性と結婚したいと父親が言う。
病院の待合室で知り合ったのだそうな。
娘からすると、母が亡くなってたったの1年でもう新しい女かよ!と、まあ面白くないわね。
一緒に暮らすだけでは駄目なの?と聞くと、なんとしても結婚したいと二人していう。
友美さんの親はそこそこ資産家だった。
女がいうに、自分の子供たちはみんな賛成している、ぜひ認めてほしい、と言った後にがばっと土下座して

「お父さんをください!」

と言ったのだそうな。
父親は恋だかなんだか目がくらんでいるし、女は・・・さてどうなんでしょ。

結局しぶしぶ認める形になったらしいけど、
ビックリしたのが、女の年齢。
友美さんより 4歳上 なだけ。
ああ・・・そういうわけね、そりゃあお子さんたちは賛成でしょうよ。
ちょっと介護したら、遺産の半分がそっくり入ってくるのだもの。
そりゃあ、ねぇ・・・てやつだ。

友美さんの兄はちっとばかしごねて(「そんな女にこの家と土地はやれない」とかなんとか)
家屋と土地の名義を自分に替えてもらったそうな。
無論父とは絶縁。
父はマンションを買って、そこに女と移り住んだのだそうだ。



友美さんがその後どうしているかは知らない。

by kumorinotini | 2018-12-15 22:57 | 雑感 | Comments(0)

達筆?

ある女優さんの筆で書いたものが達筆という事になっているけど、
う~~ん、
あれは達筆といってよいのだろうか、と首をひねってしまう。
その女優さんの筆文字はかなりの癖字で、達筆とは違うものだ。
たぶん習字をきちんとやったわけではないと思う。
そういう字だった。
あるいはやったけど、「癖がすごくて~」基本がどっかにいってしまったとか。

最近の人は筆で字を書かないので、
筆で書いてありさえすれば「達筆」にしてしまう。
ちょっとやばくない?とか思うけど
逆に考えれば
ちょっと筆で書いただけで
「達筆」という事になるのを利用するという手もあるかもしれない。


by kumorinotini | 2018-11-30 22:20 | 雑感 | Comments(1)
喪中欠礼のハガキが届いたらしく、
知人二人から「悲しみはさぞかし・・・」みたいな手紙が来て、
吐きそうだ。

二人とも、母親との関係が良いらしく、
そういった想定の元に書いてるからそうなるのは仕方ないのだけど・・・
もうもうしんどくてしょうがない。
先日父のところに行った時、父が母の事を「聖女」のごとく語るのを聞いて
かなりしんどくなっていたところへ
こういうのをもらうと・・・実にしんどい。
具合悪くなる。
知人が悪いわけではないんだけど。

母が死んで、解放感しかない、と言ったら
なんと言われることか・・・

それよりも
私・妹と母との関係は多分ほとんどの人に信じてもらえないだろうと思うと
言うこともできない。

「麗しい関係ではなかった」と知人にメールしたら、
どこの家庭にも不協和音はあるものだ、みたいな返事をもらい
ますます言えない、と思うと
ほんとに具合悪くなる。
吐きそうだ。
誰が悪いわけでもないんんだけど・・・

by kumorinotini | 2018-11-16 22:02 | 雑感 | Comments(0)

しゃべるタクシー

先日、やむをえずタクシーに乗ったんだけど
その運転手さんがしゃべる、しゃべる。
だいたいタクシーお運転手さんておしゃべりになる方が多いんだけど
まさか30分足らずでその方の一代記を聞くはめになるとは思わなかったわ。

「父親が九州からこっちに来て、初めはコトニに住み、結婚して子供が生まれる頃
今のテレビ塔付近に引っ越し、そこで育ったんですよ。
あそこいらは昔はゴミ捨て場だったのに
売値の関係でそれは言っちゃいかんと固く固くかん口令がひかれましたよ。
定年の前は営業マンでこのあちこち走り回ったから
住所を言ってもらえれば、ああ、あそこだなとわかるけど、建物の名前を言われてもねぇ・・・
建ってるものなんてけっこう頻繁に変わるからさ、
最近海外からのお客さんが増えて
スマホかなんかで「ここ」って言われても横文字のビジネスホテルなんか
すぐにわからないよ。
まあ、それでも、私は昔営業やてったから、まだ横文字のホテルもなんとかわかるけど
この道一筋の人は、困るって言ってるねぇ」

などなど。
私はひたすら相槌を打つだけ。
乗るお客さん全部にあの話してるんだろうか?
していてもしていなくてもとにかくあのしゃべる分量は凄いなぁ。

by kumorinotini | 2018-09-01 22:33 | 雑感 | Comments(0)

夏の着物

先日、電車に乗ったら
お着物の方、3人に行き会ったわ。
最初はおひとり乗ってらして
紗で、黒に白の水玉なんだけど
ところどころアクセントとして淡いピンクの水玉にしてある。
まあ、小紋かしらね。
格としては街着。
帯は白地に桔梗の模様。
おお、季節先取り。
すこしばかりの手荷物をお持ちでしたが
暑い日だったのでお気の毒。
と、数駅行ったところで今度はお二人着物美女は。
やはり、紗だけど、こっちは模様ほとんどなし。
でも、帯は太鼓結びをちょっと崩した結び方。
やはり、街着ですかね。
私は途中で降りたので彼女たちがどこで降りたかは不明。

暑い日でしたけど、目の保養でした。

お茶会か、何かかしら。


by kumorinotini | 2018-08-24 22:52 | 雑感 | Comments(0)
ずいぶん前だけど富士山の麓に住んでた時のこと。
富士山の麓だから小さいスーパーしかなくて
必要最低限のものしか売ってなかったのね。
ちょっと変わったもの、ちょっと贅沢なものとかになると
麓から降りた町までいかないと手に入らなかった。

そんなとこに住んでた時に夫さんがゴルフにドはまりしたの。
で、毎週末練習場に車で行くわけだけど
その頃私は
夫さんが帰宅するまで落ち着かないという病を発していて
(仕事なら大丈夫なんだけど。仕事先が近かったから)
彼の練習にいつもくっついていってたのよ。

でも、じっと待ってるのも退屈なので
練習場の近辺を探検するうちに20~30分歩いたとこに
適度な大きさのスーパーがある事を発見し毎回そこに買い物に行くようになったの。
そのスーパーでは麓の町では買えないものも手に入ったし
いろいろ珍しいものもあって楽しかったし、ありがたかった。
夫さんがボールを打ちまくってる間に
私は麓のスーパーでは買えないものを購入し夫さんの車に便乗して帰るわけだ。

で、その頃、夫さんは車にゴルフ道具を乗せっぱなしにしてたのね。
つまり車から降りる時、私はスーパーの袋をぶらあげ、夫さんは手ぶらというわけよ。
どう見たって夫が車を出して、買い物に行ってきたとしか見えないわよね。
同じ官舎の奥様に言われたもんだわ。

「毎週奥さんの買い物に付き合ってくれるなんて羨ましい。
 良いだんな様ね」って。

しかしてその実態は
ゴルフの打ちっぱなしの練習に行く夫さんの車に便乗し
往復1時間近く歩いて買い物してるんだけなんだけど、他人にはそう見えない。
ていうか、夫さんが妻である私の買い物に付き合う人に見えることに驚いたものだわ。
外からはそう見えるのかって。

本当は正直に実情を言えばよかったのだろうけど
夫さんが私につきあってくれてるわけではないと白状するのが物悲しくって
何もコメントしなかったのだけど、
以来、見た目通りを信じてはいけないって考えるようになったわ。
これもひとつのお勉強です。

by kumorinotini | 2018-07-23 21:06 | 雑感 | Comments(0)
ポイントカードを持たない主義です。

カードを持った方が得するのに、とよくお店の人に言われるけど頑強にお断りしている。
支払いのたびに財布のあちこちをさぐってカードをだすのが嫌なのね。
年間で何万円になるかわからないけど、
って何万円にもならなだろう事のために、そんな手間をかける気にはなれない。
というのは表向きの理由で、ほんというと面倒だからなんだけど。
そのカードがないと買えないのなら仕方なく作るけど、必須でもないのに、面倒だわ。

なんて贅沢な主義かもしれないわね。

by kumorinotini | 2018-07-09 22:07 | 雑感 | Comments(0)

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini