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10月第二週に入る頃・・・
母が個室に移った後に妹から来たメールで

「呼吸も浅くなってきたし、見舞いにいったらなるべく長くそばにいようと思う」

などと書いてきて
なんと親孝行な娘である事よ!と感心したわ。
私は夫さんが毎度ついているので
夫さんの楽しみにしている時代劇のドラマに間に合うよう帰らなくちゃ、とか
夫さんが飽きてるんじゃないか、とかいろいろ考えてしまうし
何より私自身がそばにいる気がおきないというか・・・
誰にも言えないけど
母の顔を見るたび、
この人は、
私を要らない子だと、
欲しくなかった子だと
言葉を変えて何度も言ったんだよなぁとか思ってしまう。
育ててもらったんだから、ありがたく思うべきなんだろうけど。
そう、ありがたく思わないとね。
ありがたく。
誰が思うか。
思えない。
思えないよ。

だから、義務で思うことにする。

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by kumorinotini | 2018-10-31 22:53 | 母の胃がん | Comments(0)

家族室

H病院には家族室というのがあって
臨終間近い患者の家族が使えるようになってる。
で、今回一日使用させてもらったわ。
有難かった。
椅子で寝るんじゃなくて
お布団しいて寝られるって
きっと身体のしんどさが全然違うわよね。

家族室には妹と泊まったんだけど
妹はよく寝たらしいけど
私は1時間おきに目が覚めて
どうせ目覚めたんだからと母の様子を見に行ったりしてたから
すっきり眠れたとは言えなかったけど
仕方ない。
(父は病室備え付けのエキストラベッドで寝てた)
これもそれもナースマンのフライングのせいというか・・・
良かれと思って、今日明日がヤマですって言ってくれたんだろうけどさ~
結果論になるけど
昼日中に死んだんだから、無駄な宿泊だったなと後で思ったわ。
父の予測の方が合ってたんだわね。
でも、ナースマンは私たち娘の、親に対してすごく冷めてるのを知らないから
これまた仕方ないのよね。
外からみたらすごく良い親子・夫婦に見えてろうしさ。
潜入観念だってあっただろうし。

仕方ないのです。

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by kumorinotini | 2018-10-30 22:21 | 母の胃がん | Comments(0)
あまり予後のよくなかったギックリだけど
9月末に50分くらい歩いた後、また悪くなり
その後10月に入って
母の葬儀で足踏みし
今もあまり良くない。
このまま良くならないのだろうか、と不安になる。

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by kumorinotini | 2018-10-29 22:06 | | Comments(0)
これは葬儀の司会者の言葉で初めて知ったんだけど
実家ではあちこちに鏡をかけていたらしい。
気づかなかったよ・
その心は・・・

「なんども鏡をみて笑顔を作れているかどうか確認するため」

なんだとか。
誰情報か知らないけど
まあ、母はそういう人であったよな。

会場にいた人はそのことに感心してたらしいけど
ちょっと立ち止まって考えてみて。
それって生来の明朗闊達じゃないって事だわよ。
(母の経歴を書かされた時、性格のとこに「明朗闊達で、人を楽しませることが好き」って 父が 書いた)
努力して努力してそうしてたってことよ。
いや努力を否定してるわけじゃないわよ。
でも、努力しないとそうできなかった人だったって事よ。
そうやって演じていたって事でしょ。
それってどうよ、とか思うわけ。

でも、他人様、プラス父はそれに騙されてたのよね。
騙す、というと人聞きが悪いか、
母の演技を生来のものだと信じてたってことだわね。


その司会者さまと母の経歴を確認してた時に
司会者さまが父の言葉を信じて、
「お母さまというのは
ご家族さまにとって明るくて太陽のような、そういう人だったのですね」
と念押ししてきて
私は言葉に詰まってしまったの。
そうです、なんて嘘言いたくない、と思ってたら
妹が重々しくうなづいて「はい、そうです」って答えたのよ。
思わず妹の肩を叩いて「アンタ、偉いな」と言ってしまったわ。
ほんとに偉い。
私には言えない言葉だもの。
妹の方がずっと大人なのね。
見習おうっと。

それにしても「明朗闊達」って・・・
父は母のどこを見ていたんだろう?
それとも結婚以来妻を見ていなかったのか?
それとも、母は騙しおおせてしまったのか?
それはそれで凄いことだけど。
だけど、そういう大女優の楽屋裏を知ってるこっちはただただしんどいだけだった。

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by kumorinotini | 2018-10-28 07:39 | 母の胃がん | Comments(0)

遺影、遺影

・母と遺影
生前母が妹に遺影の修整を頼んだのだそうで
そのことで妹は悩んでいた。
母の言う「可愛く(修正)してね」は相当の修整を希望しているようで
母はPCをやる手つきをして
簡単にできるものと信じて疑ってない様子で依頼してきたそうだ。
うちの娘は相当PCに手慣れているし
ペンタブも使いこなしているのに、頼んでこないのは
まあ知らないからだけど、妹がそういうのにたけているとどこいたへんで思ったか知らないけど
とにかく注文してきて写真も預けてきたそうだ。

あまりにも妹が悩んでいるので
私は母に聞いてみると
例によってれいのごとく
「何もそんなすごい事は言ってない」
と当初の意気込みをなかったものにしてきたけど
PCを使ったら、もっとすごい事ができるんじゃないかと言いたげ。

そこで、妹にはそんなスキルないから、
葬儀社でそれなりにしてくれるはず、と要望のハードルを下げさせたんけど
「私はマジックインキで自分で髪の毛を足したり、色を足したりして、直してる」
それくらい素人でもできるんだから、といささか不満げだった。

その顛末を妹に話したら
「そんな話、誰にもできない」
とウンザリした顔だったわ。
90近くなってもそこまで美醜にこだわる母親だという事を
誰にも言えない、知られたくない、ということだと理解したのだけど違うかな?
私は、そこまで美醜にこわる執念が恐ろしいと感じたんだけど。


・もういっちょ遺影の話。
葬儀も終わりまして、夫さんが
「どこにお義母さんの写真を飾ろうか?」
と言ってきて、私はぞっとしたのよ。
写真を飾る?
冗談じゃない!
と思ったわ。
で「写真は飾らなくていいから」と答えたんだけど
夫さんはそういう私を理解できない感じで見つめてきたわ。
でも、嫌なものは嫌なのよ。
やっと母から離れることができたのに・・・

考えてみると、
我が家には義父・母の写真を飾ってあるのよね。
仏壇の近くに。
それがあるんで、夫さんは「写真を」と言い出したんだろうけど、
こっちからすると母の写真を眺めるなんて絶対に嫌だ!という思いしかない。
こんな思い、誰も理解できないだろうなと思うと
なんて変な親を持ってしまったんだろうといささか暗澹とするのよ。

父が亡くなった時も
「写真を」と言ってくるのかしら?
そしたら、また断らなくちゃね。
ああいう愛情たっぷりの親を持った人には
うちの親は理解不能だろうなぁ。 

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by kumorinotini | 2018-10-27 22:28 | 母の胃がん | Comments(0)

日ハムは

ババをひいたんじゃないの?

SYさんの時のように。

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by kumorinotini | 2018-10-26 22:19 | 時事 | Comments(0)

「寂しい」と訴える

通夜の時に
父が、甥っ子の嫁さんたちに
「寂しい」と訴えたらしいわ。
というのも、その嫁さんたちが告別式の日、別々に
父が寂しいと訴えていると私に言ってきたからよ。
自分は子育ても家内任せにしてきたから
娘たちが・・・と言ったらしいわ。

ああ、やられた方は忘れないけど
やった方はあっさり忘れるのね。
その程度の軽い気持ちで私をイジメたのね。
自分のやってる事をきちんと自覚して、やってるのかと思ったら
実に軽い気持ちで、ひょっとしたらストレス解消のつもりでやってたのかもしれないのね。
でも、私は覚えてるの。
はっきりしっかり覚えてるの。
だから、父の事は大嫌いだわ。

ていうか最近は
父に会うと、その夜か次の夜にお腹壊すのよ。
胃も痛くなるし。
もうねアレルギーというかストレスマックスというべきか。

それでも、頑張ってるのに・・・

お母さん、早く連れに来てよ。
あんな父親、要らない。
さて、この話を妹にしたもんだか・・・悩ましいのよ。

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by kumorinotini | 2018-10-26 16:08 | 母の胃がん | Comments(0)

最期の十数分

H病院ってこわいのよ。
なんと心拍数とか測る、あの機械がつかない。
なのに、医師もいない、看護師もいない状態で身内が残されたのよ。
なんと全員いたわね。
夫、娘二人、その夫たち、孫、孫の夫たち、ひ孫。
仕方ないから、全員で今か今かと母を見ているしかないわけ。

かすかだった胸の上下がなくなり、
アゴでなんとか呼吸していたのが止まり
後は首筋のかすかな脈動を
全員で食い入るように眺めたわよ。
(呼吸が止まっても、心臓はすこしだけ動くんですって)

とうとうその動きもなくなり、
数人で交代で首筋をさわってみるも
「自分の脈が邪魔でわからない・・・」
「もう看護師さん、呼んでいいんじゃない?」
「呼んでもいいよねぇ」
「全然動いてないもんねぇ」
ナースコールを押そうとしたら、
一人がこういう時はじかに呼びにいこうよと誰かがナースステーションへと向かったの。

やがて看護師が登場し、ゆっくり確認し、

「では先生を呼んできますね。
 今日は主治医のN先生はお休みなので当直の~~先生になりますけど、いいですか?」

いいも何も、たかだか死亡確認にお休み中のN先生を呼び出すわけにはいかないでしょ。
諾、と返事をした後ややしばらくして医師登場。
これまたゆっくりと確認して
「13時39分、死亡確認しました。お疲れさまでした」
と医師はさわやかに去っていったわ。

なんだかあっけないもんだわね。
誰も泣かない。
無論すがって泣くこともない。
よって「おか~さ~ん!」と叫ぶ人もいない。
すすり泣きすらない。
あっさりしたもんです。

まあ、わかっていたし、年齢も年齢だしね。
行年90だもん。
自称女優の母はとうとう旅立ったのよ。
自分の夫も騙しとおして逝ったんだから、たいしたもんだわね。
感心したわ。
かなりオカシイ人生だったけどさ。

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by kumorinotini | 2018-10-25 22:45 | 母の胃がん | Comments(0)
お通夜はH病院の看護師さんのエンゼルメイクで過ごした母だったけど
翌日の夕方納棺師さんの手できれいにされてお棺に収まったわ。

納棺って
なんつーか芸術と徹底的な仕事と儀式の融合されたものなのね。
夫の両親の時は納棺師さんなんていなくて
パジャマの上にざっくり経帷子を着せられただけで
湯灌も、「こすっちゃ駄目!」と怒られながらだった。

でも、今回は違いました。
ほんものの納棺師さんがおいでになったの。
白衣のようなのを着た40代とおぼしき女性が
大きな黒いバッグを持って現れました。
お輪を出して、
誰かこれをずっと鳴らし続けてくれと。
これは夫さんが受け持った。

その後納棺師さんは
母の体がすっぽり隠れる布ー紫に和風の模様の入った薄い布を母にかけたわ。
片手で布を持ち上げながら、もうひとつの手で何か作業をいろいろするわけ。
でも、それは布のかげでまったく見えない。
見えないけど荘厳な感じで事はすすんでいく。
口の中に脱脂綿が詰められてるような・・・

そんな作業が粛々とすすみます。
手・足をアルコール綿で丁寧に拭いてくれてたのは見えました。

で、母のパジャマを脱がせたんだけど・・・
これが謎。
着せたパジャマは前ボタンなしの頭からかぶるタイプ。
まさか納棺師さんがいらっしゃるとは思わず
看護師さんに渡してしまったのよ。
納棺師さんが来るとわかっていたら
前開きのを捜したかもしれない。
そのTシャツタイプのパジャマを
両手ばんざいさせることなく切ることもなくさらりと脱がせた。
テクニックはあるのだろうけど・・・凄い!

その後白い着物(経帷子)と薄紫の薄地の羽織も着せてくれた。
顔を剃り、やっと故人の家族に「お顔をきれいにしてやってください」とお言葉が。
おお!と思ったのは、石鹸の泡をうっすら残してくれてた事。
それをぬれた脱脂綿で拭きとる。
「こすっちゃ駄目!」なんて怒られることもない。

きれいにふきとった後で
すごく丁寧に化粧し、開いていた口を静かに閉じて、あごの下に巻いた綿を置くと口はちゃんと閉じたまま。
そこで一同どよめいたわ。

手に数珠を握らせ終了。
50分程度の作業でした。
見てよかったけど、これが腰の負担に・・・
あ~~駄目な私の腰。

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by kumorinotini | 2018-10-25 22:20 | 母の胃がん | Comments(0)

52回

お通夜の時だったかな妹が突然こっそりと言ってきたの。

「汚い話かもしれないけど、私、52回(母の)お見舞いに行ったのね。  
 これは行った日を家計簿につけてたのを数えたんだけど、
 そのうち一回もお母さんは『ありがとう』とか『夕方だから、早く帰りなさい」とか
 こっちを気遣った言葉がなかったのね。
 (友人の)トモちゃんのお母さんが入院した時にトモちゃんがお見舞いに行くたびにトモちゃんのお母さんが
 トモちゃんを気遣って『早く帰りなさい」とか『いつもお見舞いありがとう』とか言ってきたというのを聞いてて、
 私もそんな事を言われるかなと思ったんだけど、そんな言葉は一回もなかったよね。
 お母さんて人は自分、自分、自分、自分しかなかったんだわ」

それ聞いて、ああ、そういえば私も一回もそんな言葉聞かなかったな、
いや、一度だけ「帰って」と言われたけど、
その時は母の体がしんどくて仕方なかった時だった。
だから「今日はだるくて仕方ないから、帰って」と言われた。
「帰っていいよ」でなくて「帰って」。

私は「ありがとう」とかそういうのをまったく期待してなかったので
どうとも思わなかった。
夫さんの両親の時、そういった言葉はまったく聞かなかったし
毎日午前と午後行ってたんだけど
それにたいして義父は「来て当然」の顔だったからね。
でも、妹みたいに友人からそんな話を聞いていたら、
ちょっとは期待するよね。
妹を悪くは言えない。

こう考えると、うちの母って、とんでもない人だったのね。

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by kumorinotini | 2018-10-24 22:41 | 母の胃がん | Comments(0)

ミラーサイトだったのに、本家になっちゃって・・・


by kumorinotini